競艇予想の仕方|外れにくいレースの選び方と出走表の読み方を解説

予想を立てているのに、当たらない。
何かが間違っているのはわかっているけど、何が原因かわからない。
この状態が続いているとしたら、問題は予想の内容ではないことがほとんどです。
長年記録をつけながら読者からの相談を受けてきた中で、一つの共通点が見えてきました。
外れ続けている人の多くは、予想を立てる前の段階でつまずいている状態です。
「どのレースで勝負するか」を決めずに、目についたレースの出走表を開いて、そのまま買っている。
情報の読み方が問題なのではなく、参加するレースの選び方が曖昧なまま続けていることが、外れ続ける本当の原因です。
競艇の予想には、順番があります。
まずどのレースに参加するかを選ぶ。
そのレースの出走表を開いて、選手・モーター・コースを順番に確認する。
スタート展示で最終的に確認して、買い目を絞る。
この流れを守るだけで、なんとなく買い続ける状態から抜け出しやすくなります。
この記事で扱うのは、次の6ステップです。
- 参加するレースを選ぶ(固いレースの4条件と見送り条件)
- 選手の実力を確認する(階級・今節成績・ST平均)
- モーターの機力を確認する(2連率・展示タイム)
- コースと競艇場の特性を把握する(1コース勝率の差)
- スタート展示で最終確認する(進入コース・タイム順位)
- 買い目を3連単4〜6点に絞る(軸から流す手順)
読み終えると、出走表を開くたびに迷わなくなります。
「根拠がある買い目」と「なんとなくの買い目」の違いも、自分で判断できるはずです。
6ステップすべてを一度に完璧にこなす必要はありません。
慣れないうちは、どれか1〜2つのステップを意識して取り組むだけでも変わります。
まずレース選別の条件だけでも意識してみるところから始めてみてください。
参加するレースを選ぶ(予想より先にやること)
競艇予想において、一番大事なのは「レース選び」です。
待つ時間が少ないから、知っている選手が出ているからなど、どの艇を買うかを先に決めると勝つための条件が増えるので負けやすくなります。
競艇は天候が荒れない限り、1日に同じ競艇場で12レース組まれるのが一般的です。
グレードレースを除き、一般戦ではA1(実力高)〜B2(実力低)選手が混合しており番組構成は毎回違うので、当てやすいレースと当てにくいレースがあります。
競艇はイン(1〜3コース)が基本的に有利なので、階級の高い選手がインで出走するレースを選びましょう。
特に1コースは勝率が50%前後あるので、1コースに強い選手がいる場合は当てやすいレースに分類されます。
この時点で当たる確立は120分の1から20分の1になるので、成功率が爆発的に上がるようになります。
慣れれば5分も掛からない内にレース選びができるようになるでしょう。
従って、勝率を格段に上げるのはレース選びにあるので、全レース勝負するというよりはピンポイントで勝てるレースを狙って下さい。
当たりやすいレースの4条件
展開が読みやすいレースの目安は、次の4つです。
4つの条件が揃っているレースを、まず参加候補にしてください。
- 1コース(インコース)にA1クラスの選手がいる
- 1コースの選手が乗るモーターの2連率が40%以上ある
- 当日の天候・波が比較的安定している
- 内側コース(1〜3号艇)に上位クラス、外側(4〜6号艇)に下位クラスの選手が多い
この4つが揃うほど、展開が読みやすく、予想の根拠が立てやすい状態です。
逆に1つでも崩れていると、読みにくさが一段上がると見てください。
4つすべてが揃うレースは、1日12レース中で多くて3〜4本程度です。
「3つ揃っていれば参加候補」「2つ以下なら見送りを検討」というラインを自分の中で先に設けておくと、判断がぶれにくくなります。
1つ目の条件(1コースA1)は、レース選別の最初のフィルターです。
全国平均で1コースの1着率は約55%あります(BOAT RACE公式データ)。
この有利性が最大に発揮されるのが「実力のある選手+状態の良いモーター」の組み合わせです。
2つ目の条件(モーター2連率40%以上)は、モーター確認の章で詳しく説明します。
3つ目の条件(天候)は季節・気象によって変わるため、当日の天気予報と場の特性を合わせて判断してください。
気象アプリや競艇場の公式情報で当日の風速・風向を確認しておくと、場の特性と合わせた判断ができます。
4つ目の条件(クラス構成)は、1〜3コースに実力者が揃い、4〜6コースに若手や下位クラスが入っているレースほど、内側が逃げ切りやすい展開になりやすいです。
見送り基準を先に決めておく
「買う条件」と同じくらい重要なのが「見送り条件」です。
見送り条件を先に決めておかないと、条件の揃っていないレースを「なんとなく」買い続けることになります。
なお、「見送り」は舟券を購入しないことを意味しますが、展開予想自体は続けるのがおすすめです。
「もし買うとしたらどう予想していたか」をレース後の結果と比べることで、自分の判断が正しかったかどうかを確認できます。
見送りレースの予想検証を繰り返すことで、「このパターンの見送りは正解が多い」「ここは見送らなくても良かった」という感覚が身についてくるはずです。
1コースの選手がB1〜B2クラスの場合は、まず見送りを考えてください。
インコースの有利性は、選手の実力と組み合わさって初めて発揮されるものです。
B1〜B2クラスの選手が1コースに入っていると、外コースに実力のある選手がいたとき、逆転されやすい状態になります。
「1コースが有利だから」という理由だけで信頼できるのは、選手の実力が揃っているレースに限ると考えてください。
全艇のモーター2連率が30%前後でほぼ横並びの場合も、見送りを検討してください。
機力差がなく、誰が来てもおかしくない状態と考えてください。
このようなレースで当たっても、運の比重が大きくなります。
当てることはできても、同じ条件で続けていくと収支の改善にはつながりにくいです。
江戸川など波や風の影響を受けやすい競艇場で、当日の天候が荒れているときも見送り候補にしてください。
水面の状態が大きく変動する場では、出走表のデータが当日の走りに反映されにくくなります。
スタート事故歴(フライング・出遅れ)が直近にある選手が複数いるレースも、読みにくい展開です。
フライングを犯した選手はスタートを慎重にする傾向があり、通常の展開とは異なる動きをする場合があります。
見送りは消極的な判断ではありません。
「このレースは買わない」と決めることで、次の固いレースに集中できます。
良いレースを厳選して、そこだけに資金を投じる。
これが長期的に収支を改善する方向性です。
見送り判断を積み重ねるには、「この条件が揃わないときは買わない」というルールを事前に決めておきましょう。
レースを目の前にすると買いたくなるのは自然な心理です。
だからこそ、条件を先に設けておく。
出走表で最初に見るのは選手の実力
参加するレースが決まったら、出走表を開きます。
最初に見るべき材料は選手の実力です。
選手の強さを起点にして、モーター・コース・展開という順番で評価を積み上げていきます。
モーターが良くても選手の実力が不足していれば成績に出にくいですし、選手が強くてもモーターが動かなければ持ち味が出ません。
この理由から、まず選手を見る順番を崩さないでください。
出走表はBOAT RACE公式サイト(boatrace.jp)で開催日・場・レース番号を指定すると無料で確認可能です。
選手名の横に階級・勝率・今節成績が並び、ST平均は選手個人のデータページに記載されています。
慣れてくると、1レース分の選手確認は5〜10分程度で済むことが多いでしょう。
選手の実力を出走表で判断するときは、階級・今節成績・スタートタイミング(ST平均)の3つを押さえてください。
階級(A1/A2/B1/B2)で最初の絞り込みをする
競艇の選手は、半期(約6ヶ月)の成績をもとに4段階のクラスに分けられています。
クラスは上から順にA1・A2・B1・B2です。
成績次第で半期ごとに昇降格が起きます。
- A1:最上位クラス。勝率6.00以上が目安。どのコースからでも実力を出せる選手が多い
- A2:勝率4.00〜6.00未満の上位クラス。コース有利と実力が重なれば上位争いができる
- B1:勝率3.00〜4.00未満。コースや展開の有利不利が成績に影響しやすい
- B2:最下位クラス。デビュー直後の選手や、長期不振で降格した選手が多い
1コースにA1選手がいるレースは、固いレース候補として最初の検討対象になります。
A1選手はスタートの安定性が高く、インコースから逃げ切る展開を作りやすいです。
1コースがB1〜B2クラスのとき、コース有利性が選手の実力差で打ち消される場面があります。
外コースに実力のあるA1・A2選手がいると、スタートで先んじた外側が差してくる展開になりやすいです。
このようなレースは展開が読みにくくなるため、レース選別での見送り条件に当てはまります。
出走表を開いたら、まず1〜3コースの選手のクラスを確認してください。
A1・A2クラスが内側に多いレースほど、予想の根拠が立てやすい状態です。
なお、クラスは半期ごとに更新されます。
シーズン開始直後は昇降格後の新しいクラスが有効です。
最新の情報はBOAT RACE公式サイトの選手情報ページで確認してください。
クラスを確認するときにもう一つ見ておきたいのが、地元開催かどうかです。
競艇場には、その場を本拠地とする選手(地元選手)と、他の場から遠征してくる選手(遠征選手)が混在するレースがあります。
地元の選手はその場の水面・コース特性に慣れているため、遠征選手に比べて展開への対応力が高い傾向です。
同じA2クラスでも、地元A2と遠征A2では安定感が変わることを念頭に置いておいてください。
今節成績で「今の調子」を確認する
クラスは半期の平均値です。
「今この選手が好調かどうか」は、今節成績を確認しないとわかりません。
今節成績は、今の開催期間(節)での着順の記録です。
出走表には前走・前々走の着順欄があるため、そこから今節の流れを読み取ってください。
直近3走がすべて1〜2着の選手は、今節好調のサインです。
モーターとの相性も良く、スタートから積極的に動ける状態と見ます。
このような選手が1コースに入っていれば、逃げ切りへの信頼度は高めに見てよいでしょう。
前走が5〜6着続きの選手は要注意です。
理由はいくつか考えられます。
モーターに問題がある場合、スタートが合っていない場合、コース不利が続いている場合です。
今節成績が悪い原因を見極めるには、着順だけでなくスタートタイミングや進入コースも合わせて確認しましょう。
クラスと今節成績の両方を見ると、選手評価の精度が上がります。
「A1クラスだが今節成績が悪い選手」と「B1クラスだが今節3連続1〜2着の選手」を比べたとき、単純にクラスだけで決める判断は正確ではありません。
状況によっては後者の方が当日の動きに期待できる場合があります。
選手の実力は「クラス(半期平均)×今節成績(現在の状態)」で複合的に見る評価です。
スタートタイミング(ST平均)を見る
スタートタイミング(ST)は、スタートシグナルが点灯してから選手がスタートラインを通過するまでの時間です。
0.00秒に近いほど理想的で、マイナスになるとフライング(F)として失格になります。
ST平均は出走表の確認項目です。
一般的に0.15以下の選手はスタートが上手いと判断してください。
0.20を超えてくると、スタートは出遅れ気味と見ます。
スタートの速さは、コースの有利性を活かすために重要な材料と考えてください。
特に1コース(インコース)の選手は、スタートで先行することでそのまま逃げる展開を作るためです。
ST平均が高い選手が1コースに入っていると、外コースの選手に差されるリスクが上がると見ておきましょう。
フライング(F)の記録が直近にある選手は、次のレースでスタートに慎重になりがちです。
競艇にはF休み制度があり、フライング回数が増えると出場停止になります。
このため、Fを犯した選手は次のスタートで過度に慎重になりやすいです。
スタートが遅くなることで、コースの有利性を活かしきれない場面が出てくる点にも注意してください。
A1クラスでもST平均が0.20以上の選手と、B1クラスでもST平均が0.12の選手では、展開への影響は別物です。
「クラスは高いがスタートが出遅れ気味」というパターンは、インコースでも差されるリスクがある場面として覚えておいてください。
ST平均を確認した後は、展示タイムと合わせて最終確認します。
出走表のST平均が低い選手が、当日のスタート展示でも切れのいいスタートを見せていれば、スタート力が当日も維持されているサインです。
ST平均と展示スタートを合わせることで、確認の精度が上がるでしょう。
出走表の選手確認は、「クラス・今節成績・ST平均」の3つを組み合わせて判断することが基本です。
どれか1つだけで決めるのではなく、3点を合わせて評価してください。
モーターの機力を2段階で確認する
参加するレースが決まり、選手の評価が固まったら、次はモーターを確認してください。
競艇では、同じ選手が乗っても、モーターの状態によって走りが大きく変わります。
実力のある選手がモーターの機力に恵まれていれば、その組み合わせを軸候補にしやすいです。
逆に、優れた選手でもモーターが動いていなければ、思うような成績を出しにくい状況になります。
モーター確認は2段階です。
まず2連率でシーズン全体の状態を見て、次に展示タイムで当日の状態を確認する。
この「過去データ+当日データ」の2段確認を、モーター評価の基本と考えてください。
2連率でシーズン全体の動きを見る
モーター2連率は、そのモーターが1着または2着に入った割合です。
シーズン通しての機力を判断する主要な指標になります。
- 40%以上:高機力。エースモーターの候補。このモーターに乗る選手の信頼度が上がる
- 30〜39%:平均的。選手の腕や展開次第でどこにでも入れる状態
- 30%未満:機力が低い傾向。選手の実力があっても動きに制限がかかりやすい
1コースにA1選手が乗り、モーター2連率が40%以上なら、まず1コースの逃げ切りを本線として考えます。
この条件が揃っているレースは、「当たりやすいレースの4条件」を2つ満たしているレースです。
逆に、モーター2連率が全艇30%前後でどんぐりの背比べになっているレースは、機力差がほぼないと見てください。
このようなレースでは展開が読みにくく、どの艇が来てもおかしくない状況になります。
見送り条件にある「全艇どんぐり」はこの状態です。
ただし、シーズン序盤(開始から2〜3週間程度)は2連率の母数が少ないため、数値の信頼度が下がります。
出走数が5〜10本程度しかない状態で2連率が高くても、それが本当の機力を反映しているかは判断しにくいです。
シーズン序盤のレースでは、2連率だけで判断するのではなく、展示タイムと合わせて評価してください。
展示タイムで当日の機力を確認する
展示タイムでは、スタート展示の前に行われる展示航走で計測される直線タイムを見てください。
2連率がシーズン全体の過去データなら、展示タイムはレース当日のリアルタイムデータに当たる情報です。
展示タイムは単体の数値よりも、「6艇の中で何番目か」という相対的な順位で判断します。
競艇場や気温・水温・天候によってタイムの絶対値が変わるため、順位で見る方が実用的でしょう。
展示タイム上位2〜3艇の中に、2連率が高い選手の艇が入っているかを確認してください。
「2連率が高い×展示タイムも上位」という艇は、当日も機力が出ている状態と考えてください。
このような艇を軸候補の中心に置くと、根拠のある予想が立てやすくなります。
「2連率は高いのに展示タイムが下位」という場合は要注意です。
当日の機力が出ていない可能性があります。
原因として考えられるのは、モーターの調整がうまくいっていない、気象条件との相性、当日の水面状態などです。
このような場合、軸としての信頼度を下げるか、見送りを再検討します。
展示前後で部品交換が行われた艇も確認が必要です。
プロペラ・ギア・キャブレター・電気系統などの主要部品を交換した場合、展示タイムが大きく変わることがあります。
出走表の「部品交換」欄と展示タイムを合わせると、当日の状態変化が見えてくる。
展示タイムが上位なら改善が効果的だったと読め、下位なら改善しきれていない状態と判断してください。
モーター確認の2段階(2連率→展示タイム)を終えた段階が、軸候補の評価を固めるタイミングです。
選手の実力が高く、かつモーターの機力も出ている艇を予想の軸に置けます。
どちらかが揃っていない場合は、軸としての信頼度を下げて、相手候補として扱うか、そのレースの見送りを再検討してください。
競艇のモーターは抽選で配布されるため、同じ選手でもシーズンごとに引いたモーターの機力が変わります。
A1選手が機力の低いモーターを引いた場合、シーズン中ずっとそのモーターで戦わなければなりません。
だからこそ、階級だけでなく今節のモーター状態(2連率・展示タイム)を必ず合わせて見ることが予想精度に直結します。
コースと競艇場の読み方(1コースは毎回勝つわけじゃない)
1コースは競艇で最も有利なコースです。
ただし、すべてのレース・すべての競艇場で同じ信頼度があるわけではありません。
この差を知ることで、レース選別の精度がさらに上がります。
全国平均55%と場ごとのインコース勝率の差
全国平均では、1コースの選手が1着になる割合は約55%です。
この数値はBOAT RACE公式データに基づくもの。
6艇が争うレースの単純な確率(約16.7%)をはるかに上回る数字で、1コースがスタートラインから第1ターンマークまでの距離的な有利さを持つことが、この数字に表れています。
ただし、この55%は全国の全競艇場・全レースを平均した数値にすぎません。
競艇場によって、1コースの1着率は大きく差が出る点に注意してください。
1コース勝率が高い傾向のある競艇場(大村・芦屋など)では、1コースの信頼度が全国平均を上回りやすくなります。
この種の競艇場でのレース選別では、1コースA1の組み合わせを中心に据えた予想が組みやすいでしょう。
一方で、1コース勝率が全国平均を下回る傾向の競艇場(江戸川・蒲郡など)では、同じ1コースA1でも信頼度は別物です。
水面の影響・風の入り方・コース幅などの要因で、インコースが逃げにくい展開になりやすい場もあります。
「1コースA1なら安全」という単純な判断ではなく、「どの場の1コースA1か」まで考えることが、レース選別の精度を上げる視点です。
各競艇場の1コース勝率はBOAT RACE公式サイトの統計ページで確認してください。
1コース勝率だけでなく、「逃げ・差し・まくり」どの展開決着が多いかという統計も、競艇場選びの参考材料です。
逃げ率が高い場では、1コースを中心にした予想が立てやすくなります。
差しやまくりが決まりやすい場では、外コースの選手も2・3着候補として選択肢に入れる予想が有効です。
場ごとの展開統計はBOAT RACE公式サイトで確認しておきましょう。
競艇場の特性が予想を変える場面
コースの有利不利は、競艇場の特性と組み合わせて判断してください。
私は24の競艇場に足を運んできました。
数値データだけでは見えにくい特性(水面の状態、風の入り方、直線の長さの感覚)は、現地で実際に見ることで掴める部分もあるでしょう。
江戸川競艇場は、潮の干満と東京湾からの風の影響が強い競艇場です。
当日の風速・風向によって、インコースの有利さが大きく変わります。
同じ1コースA1の選手でも、風速が強い日の江戸川では、外からの差しが決まりやすい展開も出るでしょう。
このような日に1コース信頼の予想を立てるのは、データだけでは見えにくいリスクを伴う判断です。
競艇場ごとの特性を把握することで、「この場のこの条件では参加しない」という見送り判断の材料になります。
すべての場の特性を最初から覚える必要はありません。
よく利用する競艇場から、1コースの勝率と当日の気象条件の関係を少しずつ記録していくのが実用的でしょう。
競艇場の特性を理解した上でレース選別に臨むことで、同じ出走表でも参加・見送りの判断が変わります。
「今日この場でどのレースが固いか」という視点が、予想の根拠を一段と具体的にする材料です。
スタート展示で最終判断する
出走表で立てた仮説を、スタート展示で最終確認する段階です。
スタート展示はレース直前に行われる、本番前の練習スタート。
このタイミングで、出走表の情報に加えて、当日のリアルタイムの情報が手に入ります。
確認するのは2つです。
進入コースと、展示タイムの順位。
これらも見て予想を組み立ていきましょう。
進入コースを確認する
競艇のスタートでは、ピット離れの順番や選手の主張によって、出走表に書かれたコース番号と実際に入るコースが変わることがあります。
スタート展示は、実際に各選手がどのコースに入るかを確認する場です。
出走表で「1コースA1・モーター2連率高い」という根拠で組んだ予想が、展示で別の選手が1コースに入ることがわかれば、仮説を修正してください。
逆に、展示でも想定通りのコース割りが確認できれば、予想の信頼度は上がります。
コースの取り合い(コース争い)は、外コースの実力選手が内側に切り込もうとする場面で起きやすいです。
特に実力が拮抗しているレースでは、誰がどのコースに入るかが展示まで確定しないことがあります。
このため、出走表だけで最終決断をするのではなく、展示の進入コースを確認してから最終的な買い目を固めることを基本にしてください。
展示での進入コースがわかったら、出走表で作った予想の前提が成立しているかを確認してください。
前提が変わっていれば仮説を修正し、前提が変わっていなければ展示タイムの確認へ進む流れです。
展示タイムの順位で最終候補を絞る
スタート展示の直前に行われる展示航走で、各艇の直線タイムが計測されます。
展示タイムは「全艇の中での順位」で評価してください。
自分が軸候補に考えている艇の展示タイムが、全艇の中で上位2〜3番手に入っているかを確認してください。
確認のポイントは3つです。
- 進入コースが出走表と変わっていないか
- 軸候補の艇の展示タイムが全艇中で上位か
- 展示で動きが悪かった艇(下位タイム)が本命候補に入ったままになっていないか
「出走表で立てた仮説」と「展示の結果」が一致しているなら、その予想の信頼度は上がります。
「2連率が高い艇の展示タイムが上位」「軸候補の進入コースが想定通り」という2点が確認できれば、買い目の組み立てに進んでください。
仮説と展示が食い違う場面では、判断を見直してください。
「出走表ではこの艇を軸にしようとしたが、展示タイムが最下位だった」という場合、軸を変えるか、そのレースの見送りを再検討する場面です。
展示で仮説と結果が一致していた場合の扱いも整理しておきましょう。
「1号艇A1・モーター2連率45%・展示タイム1位・進入コースも1コースのまま」という状況なら、仮説への信頼度は上がります。
この状態で買い目に進めば、4〜6点に絞るための根拠が揃った状態です。
仮説と展示が一部食い違う場合(例:軸候補の展示タイムが中位だが上位ではなかった)は、判断に幅を持たせてください。
「軸は変えないが、2着候補の選択に慎重になる」「点数を6点から8点に増やすかわりに、投入金額を下げる」という調整が選択肢です。
全部が一致しなくてもすぐ見送りにする必要はなく、どの要素が不安定なのかを判断した上で対応するのが現実的でしょう。
展示で確認を終えたら、残り時間で買い目を組み立てる段階です。
「展示前に全部決めて、展示は確認しない」では、当日の情報を活用しきれていません。
展示確認のタイミングで注意したいのは、時間の余裕です。
スタート展示が終わってから本番スタートまでの間に、投票の締め切りがあります。
当日のタイムスケジュールを事前に確認しておき、展示タイムを見てから買い目を最終調整する時間を確保しましょう。
買い目を3連単4〜6点に絞る
出走表と展示での確認が終わったら、買い目を組み立てます。
舟券の種類はいくつかありますが、長期的に収支を改善することを目的とするなら、3連単(1着〜3着を順番通りに当てる)を基本にしてください。
3連単は配当が高い反面、的中が難しいです。
ただし、ここまでのステップで根拠が積み上がっているレースなら、3連単で4〜6点に絞ることが現実的な選択肢になります。
根拠なく買い目を広げると、的中しても収支が改善されません。
積み上げた情報を活かして点数を絞ることが収支に直結する部分です。
軸艇を1艇決め、相手を2〜3艇に絞る
まず1着になる可能性が最も高い艇(軸)を1艇決めてください。
ここまでのステップで積み上げた根拠の中で、最も条件が揃っている艇が軸候補です。
具体的には次の条件を満たす艇が軸候補になります。
- クラスが高く(A1またはA2)、今節成績も安定している
- モーター2連率が40%以上で、展示タイムも上位
- 内側コース(特に1〜2コース)に位置している
- 展示での進入コースが想定通り
軸が決まったら、2着に来る可能性がある選手を2〜3艇選びます。
これが「相手」です。
相手は、軸の次に実力・モーター・コースの条件が揃っている艇から選びます。
クラスが高く、今節成績が安定していて、モーター2連率も一定以上ある艇が優先候補です。
フォーメーション買いの例を見ます。
軸を1号艇、相手を2号艇と4号艇と設定した場合、1着1号艇・2着2号艇または4号艇への流しで、3着には残り4艇へ流す形が基本です。
「1軸×2着2点×3着4艇流し」にすると8点、「3着を3艇に絞る」と6点になります。
1コースが強いレースで1号艇を軸に決めたなら、2着候補には2コース・3コースの選手が入りやすいでしょう。
1コースが逃げ切った場合、2着に入るのはすぐ隣の内コースから追随できる選手が多い傾向です。
展示タイムで2〜3コースの選手の順位を確認してから、2着候補を絞り込むと根拠が立てやすいでしょう。
点数は4〜6点を目安にしてください。
軸への信頼度が高く、2着候補も明確なら4〜6点で組めます。
「軸が決まりきらない」「2着候補が4〜5艇になる」という状況は、予想の根拠が薄いサインです。
点数が10点を超えそうなら、そのレースは参加を見直すか見送りを検討します。
また、軸を「本線」と「対抗」の2軸にするフォーメーション買いも選択肢です。
1着候補を2艇にして、それぞれから流す形で組みます。
点数は増えますが、1着候補が2艇いる状況で使える買い方です。
全通り買いを続けると収支が悪化する理由
「全通り買えば必ず的中する」という考え方もあります。
3連単は1着〜3着の着順まで当てるため、全通りは120点です。
全通りを買えば当たることは当たります。
ただし、これを続けると収支は必ず悪化すると考えてください。
競艇の払戻率は約75%と覚えてください。
これは競艇の法定払戻率であり、投じた総額の約75%しか払い戻されない仕組みになっています。
100円×120通り=12,000円を投じた場合、平均して戻ってくる金額は12,000×75%=9,000円にとどまる計算です。
1レースごとに3,000円を失い続けることになる点に注意してください。
的中させることと収支を改善することは、別の課題です。
全通り買いで的中させ続けても、収支はマイナスのままと考えてください。
点数を絞る目的は、的中させたときに払い戻し額が投じた金額を上回る状況を作ることです。
的中時の払い戻しが総投資額を上回るレースを選び、そのレースで少ない点数を買う。
この繰り返しが収支の改善につながります。
「当たっているのに収支が悪化している」という状況が続く場合、点数が多すぎる可能性を疑ってください。
「軸を決めて4〜6点に絞る」「軸が決まらないレースは見送る」という判断基準が、点数管理の基本です。
また、1レースにかける金額についても上限を先に決めておくことをすすめます。
「このレースは3,000円まで」「1日の上限は10,000円まで」というルールを事前に設けることで、熱くなって想定外の出費が増える状況を防ぐための線引きです。
固いレースを厳選して点数を絞ることと、1日あたりの投入金額を管理することが大切になります。
よくある質問
BOAT RACE公式サイト(boatrace.jp)で無料で確認できます。
「出走表・結果」から開催場・日程・レース番号を選ぶと、選手の階級・勝率・今節成績・モーター2連率が一覧で確認可能です。
スマートフォンからもアクセス可能で、展示タイムも当日ここで確認してください。
なお、BOAT RACE公式の投票サービス「テレボート」に会員登録すると、スマートフォンから舟券の購入も可能です。
会員登録は無料で済みます。
的中させやすいのは3連複でしょう。
3連単は1着〜3着を順番通りに当てる必要がありますが、3連複は1〜3着に入る3艇を着順不問で当てるものです。
ただし、3連複は配当が低くなります。
同じレースで3連単の配当が2,000円なら、3連複は数百円になることが多いでしょう。
点数を絞って買い目の精度を上げることを目指すなら3連単を基本にしてください。
まず的中の感覚をつかみたい段階なら3連複から入るのが一般的で、買い目の組み立て方に慣れてから3連単に移行する流れが取り組みやすいです。
この記事で解説した6ステップの順番は、3連複でも3連単でも変わりません。
スタート展示はレース本番の約30〜40分前に行われます。
展示タイムは展示終了後にBOAT RACE公式サイトや場内の掲示板で確認可能です。
展示の時間は開催場やレースのスケジュールによって変わります。
当日のタイムスケジュールをBOAT RACE公式サイトで事前に確認しておくと準備がしやすいです。
レース発走の20〜30分前には展示情報を確認できる状態にしておくことを目安にしてください。
基本的な手順(レース選別→選手確認→モーター確認→コース把握→展示確認→買い目)は変わりません。
ただし、場の特性によって、各ステップでの評価の比重が変わります。
1コース勝率が高い場(大村・芦屋等)では、インコースへの信頼度をより高く見てください。
水面が荒れやすい場(江戸川等)では、当日の天候とコース以外の要素(モーター・ST)の比重を上げる判断が有効になります。
よく利用する競艇場から、1コース勝率と当日の気象条件の関係を少しずつ把握していくことが、場別の予想精度を上げる実用的な方法です。
記録はつけておきましょう。
予想の根拠(「1コースA1・モーター2連率45%・展示タイム1位で購入」等)と結果(的中・外れ)を残しておくと、後から振り返ったときにパターンが見えてくるでしょう。
「この条件が揃ったレースは的中が多い」「この展開予想をよく読み間違える」という自分の傾向が把握できると、次の予想に活かしやすくなります。
スマートフォンのメモアプリに、日付・競艇場・レース番号・予想の根拠・結果を書くだけで十分でしょう。
数週間後に見返すと、判断の傾向が見えてきます。
「なぜその予想を立てたか」を残しておくことが、長期的に予想の精度を上げる土台です。
参加しているレースの条件を確認することをすすめます。
当たらないと感じる時期に、どんなレースに参加していたかを振り返ると、難しいレースに出費し続けていたというパターンが出てくることが多いです。
「1コースがB1以下」「全艇のモーター2連率が30%前後で差がない」「荒天の水面が影響しやすい場」。
この3つのいずれかが重なっているレースは、展開の読みにくさが上がります。
予想の仕方を変える前に、まず参加するレースの選び方を見直してみてください。
「難しいレースを避ける」だけで、外れ続ける状況が変わることがあります。
まとめ
競艇予想の仕方を整理すると、次の6ステップになります。
- 参加するレースを先に選ぶ(1コースA1・モーター2連率40%以上・天候・クラス構成の4条件)
- 選手の実力を確認する(階級・今節成績・ST平均の3点セット)
- モーターの機力を2段階で確認する(2連率→展示タイム)
- コースと競艇場の特性を把握する(全国平均55%・場ごとの差)
- スタート展示で最終確認する(進入コース・展示タイム順位)
- 買い目を3連単4〜6点に絞る(軸から流す・全通り買いは避ける)
出走表で見られる情報は、当たっている人も外れている人も同じです。
違いは、参加するレースを先に選んでいるかどうか、そして各情報をどの順番・どんな基準で使っているかにあります。
まず1つのレースを選んで、今日からこの6ステップを試してみてください。
予想に「根拠」が加わるだけで、なんとなく買い続ける状態とは少しずつ変わっていくはずです。
参加するレースを先に絞る判断基準を持てば、予想の質は変わります。
「必ず当たる」という話ではありません。
外れにくいレースを選び、点数を絞る。
その積み重ねが、少しずつ収支を変えていきます。
予想を続けていく中で、自分が購入したレースの結果と根拠を記録しておくことが大切な習慣です。
的中・外れだけでなく「なぜその予想をしたか」を残しておくと、判断の傾向が見えてきます。
それが次のレースの精度につながるでしょう。
はじめは難しく感じるかもしれませんが、この6ステップを1レースずつ繰り返すうちに、どの情報を最初に見るかの順番が自然に身についてきます。
スピードも上がってくると、展示確認から買い目の最終調整まで慌てずにこなせるようになるはずです。
焦らず、まず1つのレースをこの手順で丁寧に確認することから始めてみてください。




