競艇予想の仕方を完全解説|出走表の読み方から買い目まで【初心者向け】

「競艇予想って、何から見ればいいの?」
競艇を始めたばかりの方が、最初にぶつかる壁です。
出走表にずらりと並ぶ数字。
どれを信じて、どこから手をつければいいのか。
最初は誰でも迷うものでしょう。
ですが、安心してください。
競艇予想は、勘や雰囲気だけで当てる競技ではありません。
見るべきポイントを順番に押さえていけば、初心者でも筋の通った予想が組めるようになります。
そのカギが「選手・モーター・コース・展開」という4つの要素。
この4つに分けて考えるだけで、ごちゃごちゃして見えた出走表が、一気に読み解けるようになります。
この記事では、4要素の見方から、出走表や展示の読み方、券種の選び方、買い目の絞り方まで。
さらに「なんとなく買って勝てない人」が直すべき習慣まで、順を追って解説していきます。
それでは、さっそく始めましょう。
【本記事で分かること】
- 競艇予想を支える「4つの要素」と全体の流れ
- 出走表(選手・モーター・コース)の具体的な見方
- 展示・直前情報で展開を読むコツ
- 券種と買い目の絞り方
- 勝てない人が直すべき習慣と、勝ちやすいレースの選び方
競艇予想は「選手・モーター・コース・展開」の4要素で決まる

競艇のレース予想は、突きつめると4つの要素に行き着きます。
この4つさえ押さえれば、出走表の数字が「何を意味するのか」が見えてくるでしょう。
- 選手:その選手がどれだけ強いか
- モーター:割り当てられたエンジン(モーター)の調子
- コース:何コースからスタートするか(コースの有利不利)
- 展開:スタートや進入で、レースがどう動くか
たとえば、実力上位の選手。
調子の良いモーター。
有利な1コース。
そして好スタート。
これだけ揃えば、その艇の信頼度はかなり高いと言えるでしょう。
逆に、どれか一つでも欠ければ評価は下がります。
強い選手でも、モーターが悪かったり外側のコースだったりすれば、勝つのは簡単ではありません。
出走表に並ぶ項目も、この4要素に振り分ければスッキリ整理できます。
- 選手:級別、勝率、2連率・3連率、今節成績、支部、体重
- モーター:モーター2連率・3連率、ボート2連率・3連率
- 展開:平均ST、F数、L数
このように分類して見るだけで、予想の頭の中がぐっと整理されるはずです。
なぜ4要素のバランスが大事なのか
競艇でなかなか勝てない人。
その多くは、4要素のうち1つか2つだけで判断しています。
「この選手は有名だから、多少モーターが悪くても何とかなるだろう」
「B級だけど1号艇だから1着で固定」
こうした一点読みは、当たるときもありますが、長い目で見ると取りこぼしが増えるもの。
強い選手でもモーターが悪ければ伸びませんし、良いモーターでも6コースなら勝ち切るのは難しい。
4つの要素をバランスよく見て、はじめて「なぜこの艇が来るのか」を根拠を持って語れるようになります。
競艇予想の大まかな流れ
予想は、次の流れで進めると迷いません。
- 出走表で「選手・モーター・コース」の基礎を押さえる(レース前日~直前)
- 直前情報・展示で「展開」と当日の機力を確認し、予想を修正する(レース30~40分前)
- オッズを見ながら券種と買い目を決め、点数を絞る
この記事も、この流れに沿って進めていきます。
まずは最も基本となる「選手の強さ」の見方から見ていきましょう。
【選手】競艇予想で選手の強さを見極めるには?
予想で最初に見るのは「選手の強さ」。
判断材料は、レース前に公開される出走表に詰まっています。
ここでは、初心者がまず押さえたい級別・勝率・今節成績を中心に、選手を読み解く6つの視点を解説していきます。
級別(A1〜B2)の見方|「A1だから買い」が危険なワケ
競艇選手は、半年ごとの成績で4つの級別に分けられます。
上からA1・A2・B1・B2。
A1級は競艇選手全体の上位約20%にあたる、いわばトップレーサーです。
出走表では、まず各艇の級別をチェック。
誰が実力上位なのかを、ざっくりつかみましょう。
ただし、級別だけで決めるのは危険です。
理由は2つ。
ひとつは、同じA1級でも実力差が大きいこと。
A1級は数百人いるので、その中の上位と下位では力に開きがあります。
ひとつ下のA2級の選手と、ほとんど差がないケースもあるほど。
級別はあくまで「ざっくりした目安」と捉え、細かい実力差は次の勝率で見ていきましょう。
もうひとつは、級別更新の直前(おおむね6月・12月)は当てにならないこと。
級別は半年ごとに更新されますが、更新直前の時期は半年以上前の古い成績にもとづいた級別が表示されています。
つまり「今の実力」と違いがある可能性があるのです。
この時期にA1級へ過剰な人気が集まっているレースは、むしろ警戒したほうがいいでしょう。
勝率の見方|全国・当地・現在勝率の違いと使い分け
勝率は、選手の実力を測るうえで最も便利な数値。
レースの着順に応じた点を平均したもので、基本的に数値が大きいほど強い選手です。
目安として、勝率が2.00以上違えば、明確な実力差があると考えていいでしょう。
ここで気をつけたいのが、勝率には種類があるということ。
- 全国勝率:全国どこでも含めた成績(半年単位の集計)
- 現在勝率:直近の成績(節ごとに更新され、今の実力に最も近い)
- 当地勝率:そのレース場での過去数年の成績
基本は「現在勝率」を主軸に見ます。
今の調子に最も近いからです。
そのうえで、水面に癖のある難水面の競艇場では「当地勝率」を重視。
その場に慣れているかどうかが、難水面では大きく効いてくるからです。
現在勝率が同じくらいの選手が並んだときは、全国勝率が低いほうが「上り調子」と読むこともできます。
2連率・3連率で「着順傾向」を読む
出走表には、2連率(2着以内に入った割合)と3連率(3着以内に入った割合)も並んでいます。
これらは選手の強さそのものより、「着順のクセ」を読むのに役立つ数値。
■2連率と3連率の差が小さい選手:1〜2着か、4着以下か、両極端になりやすいタイプ
■2連率と3連率の差が大きい選手:無理せず3着には粘る、安定タイプ
このクセが分かると、買い目の無駄を減らせます。
たとえば安定タイプの選手の「1着固定」や、両極端タイプの選手の「3着づけ」は、買わなくていい場面が見えてくるもの。
軸にする選手か、相手(2〜3着)にまわす選手か。
その見極めの材料になります。
今節成績で「調子」を見る
開催2日目以降の出走表には、その節のここまでの成績(今節成績)が載ります。
各レースの「コース・着順・スタートタイミング」が分かるので、その選手が今好調なのかどうかを判断できます。
とくに見ておきたいのが、1コースに入ったときの成績。
競艇で最も有利な1コースから1着を取れていない選手は、要注意です。
実力・モーター・水面との相性、どこかに不安があるサインかもしれません。
信頼度を下げる材料になります。
逆に、今節の2連率が全国の数値より高い選手は、良いモーターを引き当てているなどの好材料が考えられ、評価を上げていい場面でしょう。
支部・地元水面との相性
出走表には、選手の所属支部も載っています。
選手は普段、所属支部の競艇場で練習しているため、地元水面を得意とする傾向があるのです。
これが効いてくるのが、先ほどの難水面。
乗りにくい水面ほど、慣れている地元支部の選手が力を出しやすくなります。
級別や全国勝率が平凡でも、地元水面では一発を決めることも。
難水面では、当地勝率とあわせて支部もチェックしておきましょう。
F数・L数とフライング持ちの注意点
出走表の「F」はフライング、「L」は出遅れの回数を表しています。
フライングは重いペナルティがあり、その節で複数回起こすと一定期間レースに出られなくなります。
そのため、フライングを抱えている選手は、本番でスタートを慎重にせざるを得ません。
持ち味の鋭い攻めができなくなることもあります。
実力上位の選手でも、フライング持ちのときは思い切ったレースをしにくい。
そう頭に入れておきましょう。
ときには、買い目から外す思い切りも必要になります。
【モーター】競艇予想でモーターの気配を判断するには?
競艇では、ボートとモーターは選手の持ち物ではありません。
競艇場が用意したものを、抽選で割り当てます。
つまり「どのモーターを引いたか」が、勝敗を大きく左右するのです。
強い選手でも弱いモーターでは苦戦し、格下でも当たりモーターを引けば級別以上に走ることも。
ここでは、モーターの調子(競艇では「気配」と呼びます)の見方を解説していきます。
モーター2連率の目安と集計期間の注意
モーターの調子を最も手軽に判断できるのが、出走表の「モーター2連率」。
そのモーターが2着以内に入った割合で、数値が高いほど調子が良いと考えられます。
目安は次のとおり。
- 30%:平均的なモーター
- 40%以上:調子の良い優良モーター(級別でいえばA1級に相当する強さ)
- 50%以上:超優良・エース級のモーター
ただし、この数値は万能ではありません。
モーター2連率の集計期間は、出走表の欄外に書かれています。
必ず確認しましょう。
期間が短いと、たまたま強い選手が乗っただけで数値が高く出ていることもあるからです。
モーター交換直後は2連率が当てにならないワケ
各競艇場のモーターは、年に一度の決まった時期に、一斉に新品へ交換されます。
この交換直後の1〜2か月は、モーター2連率が当てになりません。
理由は、出走数がまだ少ないから。
モーター本来の性能より「たまたま乗った選手の実力」で数値が決まってしまうのです。
A1級が連続で乗ったモーターは数値が高く出ますが、それはモーターが良いからとは限りません。
交換直後の時期は、数値よりも展示航走を重視して判断するのが安全でしょう。
各競艇場の交換時期は、公式サイトなどで確認できます。
出足・行き足・回り足・伸び足|4つの「足」とは
モーターの性能は、競艇では「足」という言葉で表されます。
足には4種類あり、それぞれ役割が違います。
- 出足:スタート直後の初速。車でいうローギア
- 行き足:初速から最高速に達するまでの中間の伸び
- 回り足:ターンをきれいに小回りできるか
- 伸び足:最高速に達したあとのトップスピード
4つすべてが良い理想的なモーターは、競艇場に1〜2機あるかどうか。
とくに出足と伸び足は相反する性能で、「出足は良いが伸びない」「伸びるが出足が鈍い」となりやすいのです。
選手は節の間、プロペラを調整したり部品を交換したりして、自分に合う足を作っていきます。
調整が上手い選手は、初日は冴えなくても2日目以降に上向くことも。
スロー勢(1-3)は出足、ダッシュ勢(4-6)は伸び足が重要
どの足が効くかは、コースによって変わります。
スタート前の助走が短い1〜3コースは「スロー勢」。
スタートで遅れないための出足・行き足が重要です。
とくに1コースは助走が短いぶん、出足の良し悪しが逃げの成否に直結します。
一方、助走が長い4〜6コースは「ダッシュ勢」。
外から先行艇を抜くための行き足・伸び足が重要になります。
ダッシュ勢が勝つには、まくりやまくり差しを決める必要があるからです。
トップスピードが出るモーターほど、その可能性は高まります。
なお、回り足はどのコースでも重要。
差すにせよまくるにせよ、最後はターンで勝負が決まるからです。
部品交換・チルト調整の見方|穴の予兆になることも
直前情報では、選手がモーターの部品交換やチルト調整をしたことが分かります。
これらは穴の予兆になることもあるので、見逃せないポイントです。
部品交換(リングやシャフトなど)をした艇は、交換前後で展示タイムを比べてみましょう。
タイムが良くなっていれば調整成功で、評価アップ。
悪くなっていれば失敗の可能性があります。
「部品交換=好調」とは限らないので、結果を見て判断するのがコツです。
チルトとは、ボートにモーターを取り付ける角度のこと。
チルトを下げると出足・回り足型、上げると伸び足型になります。
現代の競艇では回り足重視で下げる選手が多いため、4〜6コースの艇がチルトを上げているときは「伸びで一発を狙う」サインのことも。
ダッシュ勢のチルトアップは、高配当の予兆として頭に入れておきましょう。
【コース】競艇予想でコースの有利不利を読む
選手とモーターを押さえたら、次は「コース」。
競艇は、どのコースからスタートするかで有利・不利がはっきり分かれる競技です。
1コースが強い理由とコース別1着率の目安
競艇は、内側のコースほど第1ターンマークまでの距離が短く、有利になります。
陸上のトラックのようなスタート位置のハンデがないため、最内の1コースが構造的に最も有利。
実際、1コースの1着率は全国平均でも高く、目安として50〜60%程度とされます(競艇場・集計期間で変動します)。
そのため予想では、まず1コースの選手をどれだけ信頼できるかを見極めるのが出発点。
1コースが強ければ本命の軸に、不安があれば波乱を想定する。
そんな入り方になります。
コース別の特性|1〜6コースの役割
各コースには、おおまかな役割と特性があります。
下の表で、それぞれの性格をつかんでおきましょう。
| コース | 主な特性 |
|---|---|
| 1コース | 最も有利。ただしスタートをミスると内側に包まれ、立て直しが効かない |
| 2コース | 差しが得意な選手向き。ターンへの幅が狭く、苦手な選手も多い |
| 3コース | スロー勢の一番外。内の動きを見ながら攻められ、まくりが決まれば連対率も高い |
| 4コース | ダッシュ勢の先頭(通称カド)。スタート巧者が好み、まくり・まくり差しの起点 |
| 5コース | 中途半端な位置で、苦手な選手が多い |
| 6コース | 最も不利。実力者でも連対率は大きく下がる |
「6コースだから買わない」と決めつけるのは早計。
各コースの役割を理解したうえで、選手の得意コースと照らし合わせるのが精度を上げるコツです。
選手ごとのコース別成績は、公式サイトで確認できます。
競艇場ごとに傾向が違う|インが強い場・荒れる場
同じ「1コース有利」でも、その強さは競艇場ごとに大きく異なります。
淡水か海水か、水質、風の影響、ターンマーク周りの広さ。
こうした条件で傾向が変わるからです。
大まかな傾向として、インが非常に強く堅い決着になりやすい競艇場(大村・芦屋・尼崎・下関など)がある一方、1コースの勝率が低く荒れやすい競艇場(戸田・江戸川・平和島など)もあります(各競艇場の公式データ・競技成績にもとづく一般的な傾向)。
同じ買い方をどの競艇場でも通用させようとすると、外しやすいもの。
勝負する競艇場の傾向は、必ず確認しておきましょう。
先に触れた当地勝率が効いてくるのも、この場ごとの違いがあるからです。
【展開】競艇予想で展開を読む|進入・スタート・展示
選手・モーター・コースを押さえたら、最後に「レースがどう動くか(展開)」を読みます。
ここが予想の精度を大きく分けるポイントです。
進入隊形(枠なり/前づけ)|なぜ艇番=コースではないのか
競艇は、艇番がそのままスタートコースになるとは限りません。
スタート前にコースを取り合う動きがあり、艇番どおりに収まることを「枠なり」、内側のコースを奪いに行くことを「前づけ」と呼びます。
前づけが起きると、艇番を前提にした予想は根本から崩れます。
たとえば6号艇がインを取りに来れば、コースの有利不利の前提が変わってしまうのです。
だからこそ、実際の進入を確認できる「展示」が重要になります。
スタート展示の見方
本番前には展示航走が行われ、最初に「スタート展示」があります。
本番に近い形で進入とスタートを見せるもので、主に次を確認します。
- 実際の進入隊形(枠なりか、前づけがあるか)
- スタートのタイミングと、スリット後の加速
- スリット写真:早い艇ほど艇身が短く、遅い艇ほど長く映る
なお、スタート展示でのフライングに本番のペナルティはありません。
展示でフライング気味だった選手は、本番ではタイミングを抑えてくることが多い。
そう頭に入れておきましょう。
周回展示と展示タイムの見方
スタート展示に続く「周回展示」では、旋回や直線の走りから乗り心地・機力を確認します。
そのなかで計測されるのが「展示タイム」。
おおむね2周目のバックストレッチ直線150mのタイムで、直線での伸び(伸び足)の目安になります。
見方のコツは、絶対値ではなく6艇の中での比べ合い。
一番速い艇と遅い艇を見つけます。
目安として、展示タイムの差が0.05秒未満なら機力に大きな差はなく、差が開くほど直線で差がつくと考えられます。
「展示タイムは当てにならない」は本当か
「展示タイムは当てにならない」という声もあります。
ですが、これは一面的な見方でしょう。
本気で流していない選手もまれにいますが、多くのデータでは、展示タイムが上位の艇ほど好走率が高い傾向が確認されています。
むしろ展示タイムは、穴党にとって有効な材料。
展示が良いのに人気が低い格下選手は、配当妙味のある狙い目になりうるからです。
タイムが良い格上選手は人気になり、オッズ妙味が薄いもの。
「展示が良い格下」を見つける道具として使うと、活きてきます。
決まり手(差し・まくり・まくり差し)と典型展開
2〜6コースの攻め方は、大きく3つに分かれます。
- 差し:先行艇の内側を小回りで抜く
- まくり:先行艇の外側をスピードで抜く
- まくり差し:外から回り込みつつ内を差す
若手はスピード任せのまくりが多く、差し・まくり差しは精密な旋回技術が要るためベテランに多い傾向があります。
たとえば「4コースがまくれば1〜3コースは潰れやすい」といった典型パターンを知っておくと、スタート隊形を見た瞬間に展開を読みやすくなるでしょう。
【買い方】競艇予想を買い目に落とし込む
選手・モーター・コース・展開で「来そうな艇」が見えたら、いよいよ買い目へ。
ここを雑にすると、予想が当たっても収支がマイナス、なんてことも起こります。
券種7種の特徴と初心者の選び方
競艇の舟券には、7種類あります。
単勝・複勝・2連単・2連複・3連単・3連複・拡連複。
当てやすさと配当の大きさは、反比例の関係です。
■当てやすさ重視:複勝・2連複など、組み合わせが少ない券種
■配当重視:3連単(1〜3着を順番どおり)。120通りあり当てにくいが、配当は大きい
初心者のうちは、まず複勝や2連複など当てやすい券種から。
「当たる感覚」と予想の手応えをつかみ、慣れてきたら3連単で配当を狙う。
そんな進め方がおすすめです。
ボックス・流し・フォーメーションの使い分け
同じ券種でも、買い方によって点数(買い目の数)と狙いが変わります。
代表的な3つを押さえておきましょう。
【ボックス】
選んだ艇の全組み合わせを買う。順番を問わず当たるが、点数が増えやすい。3艇ボックスなら6通り
【流し】
1着など軸を固定し、相手を流す。「1-2-流し」など。点数を抑えられるが、軸が崩れると外れる
【フォーメーション】
着ごとに複数の艇を指定して組み合わせる。流しより柔軟に、ボックスより絞って買える
自信のある軸がいるレースは流し。
軸は決めにくいが3艇に絞れるレースはボックス。
このように、レースの読みに合わせて使い分けます。
点数は絞る|トリガミを避ける
つい当てたくて買い目を増やす。
これがトリガミ(的中しても払戻が購入額を下回ること)の入口です。
3連単で狙うなら、点数はおおむね6〜12点程度に絞るのが一つの目安。
競艇は3連単でも120通りしかなく、競馬のような超高額配当は出にくい競技です。
よく見るのは10倍前後の配当。
多点買いをすると、トリガミやわずかなプラスに終わりやすいのです。
本命以外に穴まで押さえ過ぎないことが、収支を守るコツと言えるでしょう。
オッズと期待値の考え方|資金配分
買い目を決めたら、オッズを見て「期待値」を意識します。
期待値は、ざっくり「的中率 × オッズ」で考えます。
同じ的中率なら、オッズに妙味がある買い目のほうが、長い目で見て収支が良くなりやすい。
そんな考え方です。
人気どおりの堅い決着が見えるレースは点数を絞る。
波乱が見込めるレースは相手を少し広げる。
このメリハリが大切です。
なお、ネット投票の「資金配分」機能を使えば、どの買い目が当たっても払戻が同じくらいになるよう、賭け金を自動で調整できます。
配当の偏りでトリガミになるのを防ぐ助けになるでしょう。
実践|1レースを4要素で予想してみる
ここまでの4要素を、1つのレースに当てはめてみましょう。
各艇を〇△×で評価し、買い目に落とすイメージをつかんでください。
| 枠 | コース | 選手 | モーター | 展開 |
|---|---|---|---|---|
| 1号艇 | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
| 2号艇 | △ | ◯ | ✕ | ◯ |
| 3号艇 | △ | ◯ | ◯ | △ |
| 4号艇 | △ | △ | △ | △ |
| 5号艇 | ✕ | △ | ◯ | ◯ |
| 6号艇 | ✕ | △ | ✕ | ✕ |
読み取り方の例です。
■1着の第1候補:コース・選手・モーターに〇が揃う1号艇。展示で進入が枠なり・風が弱ければ、イン逃げの信頼度はさらに上がる
■2着候補:選手に〇がつく2・3号艇、モーターと展開が良い5号艇
■3着候補:相手を少し広げ、伸び気配の5号艇や展開次第の3号艇
ここから「1号艇を1着に固定し、2着に2・3・5号艇、3着を数点流す」といったフォーメーションに落とし込みます。
点数は絞り、トリガミにならないようオッズも確認。
最初は1レースに時間がかかりますが、4要素を順に評価する流れに慣れれば、数分で組めるようになります。
競艇で「なんとなく買って勝てない人」が直すべき3つの習慣
ここまでの予想の仕方を踏まえて、最後に「勝てない人にありがちな習慣」を整理しておきましょう。
予想の精度を上げても、ここを直さないと収支はプラスになりにくいものです。
まず前提として、競艇には控除率があります。
売り上げのうち、払い戻しに回るのは全体の約75%。
つまり何も考えずに買えば、平均的には少しずつ減っていく仕組みなのです。
だからこそ、他の購入者より一歩賢い狙い方をする必要があります。
習慣1:期待値の低い舟券を買ってしまう
人気どおりの堅い買い目は、当たっても配当が低いもの。
点数を広げればトリガミになります。
「当たりそう」だけで買わず、オッズに見合う妙味があるかを意識しましょう。
習慣2:買い目点数を増やしすぎる
不安だからと相手を増やすほど、的中時の旨味は減っていきます。
点数を絞る勇気こそ、長期の収支を守る武器です。
習慣3:全部のレースを買ってしまう
勝てる人ほど「買わないレース」を持っています。
読みにくいレースは見送り、自信のあるレースだけに資金を集中する。
これも立派な戦略です。
勝ちやすいレースの選び方
では、どんなレースを選べばいいのか。
初心者でも狙いやすいのは、次のようなレースです。
- 企画レース:競艇場が初心者向けに組む、傾向のはっきりした番組(1号艇に強い選手を置くなど)
- 級別の差が大きい一般戦:実力差が明確で読みやすい
- 荒れる条件が見当たらないレース:堅く取りにいける
逆に、実力が拮抗していたり、前づけで進入が乱れそうだったり。
そんなレースは、無理に手を出さない判断も有効です。
よくある質問(FAQ)
まずは出走表の「級別」と「1コースの選手」をチェックしましょう。
誰が強く、1コースが信頼できるか。
これが分かるだけで、予想の入口に立てます。
慣れてきたら、モーターや展示も見ていきましょう。
慣れないうちは、1レース10〜15分ほどかかることもあります。
ですが、4要素を順に見る流れが身につけば、数分で組めるようになるもの。
最初は丁寧に見るのがおすすめです。
どんなレースも確実に当てられる必勝法は、残念ながら存在しません。
ただし、勝ちやすいレースを選び、根拠を積み上げて点数を絞る。
そんな「勝率を上げやすい方法」はあります。
この記事の手順が、その土台になるでしょう。
出走表と公式データを読めれば、専門紙がなくても予想はできます。
ただし、慣れないうちは選手コメントや展示評価が載った専門紙が、良い教材になるもの。
情報源を使う場合も、最終的な判断は自分で行うこと。
それが、上達への近道です。
まとめ|競艇予想は「4要素×直前情報」で組み立てる
競艇予想の仕方を、全体を通して振り返りましょう。
・予想は「選手・モーター・コース・展開」の4要素で考える
・選手:級別だけで決めず、現在勝率・今節成績で「今の実力」を見る
・モーター:2連率を目安にしつつ、展示で足(出足・伸び足など)を確認する
・コース:1コースを軸に、競艇場ごとの傾向を踏まえる
・展開:進入と展示で当日の状況を確認し、予想を修正する
・買い方:券種を選び、点数を6〜12点に絞ってトリガミを避ける
・勝てない習慣(期待値無視・点数過多・全レース購入)を直し、勝ちやすいレースを選ぶ
最初は覚えることが多く感じるかもしれません。
ですが、レースごとに繰り返すうちに、自然と身についていくものです。
まずは1レース、この手順で予想を組んでみてください。
さらに深掘りしたい方は、下記の記事もあわせてどうぞ。
無理のない範囲で、競艇予想を楽しんでいきましょう。




