RYOONO:菜園に育つ緑の優しさ

2008年8月22日 カテゴリー: イラストレーション, ファッション, 国内

RYOONO:菜園に育つ緑の優しさ

自然に触発されたRYOONOが日本のファッションブランド、シンクロニシティのリュックサックのために描いたセクシーな唐辛子。

イラストレーターのRYOONO(リョウ・オノ)は、きっと野菜をこよなく愛する人物に違いない!それというのも、彼が描く花びらやスレンダーな唐辛子、豆類、様々な種類の葉っぱや肉感的な茄子、それに元気なアーティチョークは「骨」と絡まりあって、壁やスポーティーなアパレル製品を覆う繊細な模様を作り出しているからだ。PingMagは、現在hpgrp GALLERY東京で開催中の彼の個展「アンデュレーション」でRYOONOさんにお会いしてきた。

作:ベレーナ
訳:山根夏実

トレーニングもカラフルに!?フェニックス・キックボクシング・ジム(!)の壁画、2006年。リングの柱が見えるはず…。

いつ頃イラストを始めたられたのですか?

19歳の時に大学を退学したんです。 楽しくなかったから…。その時、一番得意だったのが絵で、すぐにプロになりたいということしか考えていませんでした。当時は、大学を辞めないとプロになれる可能性がないと考えていました。

では、今回が初めての個展ですか?

いえ、4年前に壁に絵を描く「ラブライン」という展示をやりました。

たばこ会社のためのおしゃれなパッケージング・デザイン、2007年。

現在はイラストの仕事はフルタイムで?

そうですね。

かなり多彩な作品を作っていらっしゃるとおうかがいしましたが、代官山でストリートアートもやっていますよね?

あれは了解を得てやっているので、ストリートアートではないですよ。

でも、ストリートに絵があって、人々が目にすることができると言う点で、それはストリートアートですよね。


ご存知、DA PUMPの2005年のアルバム「レキオス」のカバー。

ストリートアートという言葉自体が日本では使い古されていてる気がするので、ストリートアートと言われるとちょっと違うかな、と思います。

では、自分のことをどういうアーティストだと思っていますか?ファッションのイラストレーター?それとも画家?

なんでも良いんですよ。例えば、PingMagが思った風にしてくれて。確かにファッションの仕事を多くしていますが、自分でファッション・イラストレーターというくくりにはしたくないんです。僕が仕事を始めた時は、何でもカテゴライズされていて、それが嫌だった。魅力を感じなかったし、全部一緒だと思っていました。だから、カテゴライズされたくはないんですが、人が何かを言う分には関係ないから全然大丈夫ですよ。なんて言われるのかな…?

それは、掲載までのお楽しみということで!作品は、コンピューターを使って描かれたように見えますが、手で描かれたんですよね。

そうなんです。レイアウトもそうですよ。

大阪のなんばマルイのエレガントな壁画、2005年。

アナログスタイルで、仕事量が多いですね。

そうですね。でも、ここが過程において一番大事な所だと思います。コンピューターの良いところは、スピーディーに自分の思ったことをシュミレーションできるところですが、一つのことを完成させるために、手間や時間をかけることも非常に大切だと思っています。長い時間をかけて手で作っても失敗するんですが、その代わりに得る物はありますね。


おしゃれな代官山の美容室スミンクのために描かれた街路の壁。

それは本当に共感できるお言葉ですね!いつもアイディアをどのようにして膨らませていくのですか?何かコツのようなものはあります?

僕の生活の中の全てを活かしています。友達と会ってきれいな洋服の組み合わせを見たりすることなんかもそうですね。

友達に会うことも?インスピレーションを受けるものはありますか?例えば夢から、とか?

インスピレーションを受けないと言えば嘘になってしまうんですが、基本的に僕は自分で見たことのないものや、人が喜んでくれるそうなものを作りたいと思っているんです。そのきっかけとして、雑誌や古本を見たりはするんですけど、どこまでがインスピレーションで、どこからが自分のオリジナリティーなのかは正直なところ分からなくて…。自分が好きなものの範囲はたかがしれているから、その幅を広げるという意味で何かを見たりすることはありますね。満足しているものが既に存在していたら、自分では作らないでしょうね。

RYOONO、クイックシルバーと日本のブランドキネティックスのコラボ作品。この7月に発売されたばかりのTシャツシリーズのクローズアップ。鮮やか!

クライアントがすでに出来上がっている作品を見て、「この作品で」という感じに仕事を依頼してきたことはありますか?

いえ、ないですね。でも、全くの自由というのが逆に怖いので、いつも自分でルールを決めるんです。この個展も自由なものだったとは自分で思っていないんですよ。ある程度、自分が作ったルールの中でやらないと面白しさを感じられなくて。でも、見せる時は逆に自由にやっているようにしないといけないと思うんです。

こちらも目の覚めるような赤!皆さんにも隠れているカエルが見えますか…?クイックシルバー x キネティックス x RYOONOのファッションラインより。

最後に軽快な履物も…。

こちらもクイックシルバーとのコラボレーションによるビーチサンダル。

次に何か挑戦したいものはありますか?

ホテルとの仕事がしてみたいですね。ファブリックとか、壁とか。ホテルは生活の凝縮のようで、全てがある感じがしますから。…壁紙やりたいなぁ!魅力的な仕事ですよね。ホテルオークラみたいな感じが良いですね、古いのも、新しいのも好きですけど。

官能的ななすび!?現在東京のhpgrp GALLERY東京で開催中の個展「アンデュレーション」より。会期は8月31日まで!

イラストレーションのディテール。コラージュのそれぞれのレイヤーが見てとれる。個展「アンデュレーション」より。

それは是非見てみたいですね!最後に、次の企画はありますか?

これから出るのはありますよ。ジャマイカのレゲエ・バンドのCDジャケットで、リリースは9月の予定です。あとは、レギュラーのアパレルの仕事もありますね。

夏のレゲエ、いいですね!RYOONOさん、今日はありがとうございました!このクイックシルバーとコラボしたステキなショーツをぜひ一枚欲しいですね!

【お知らせ】今日ご紹介したRYOONOさんの個展が、現在、表参道で開催中です。今月末までとなっていますので、まだご覧になっていない方はお早めに!

RYOONO個展「アンデュレーション
会期:開催中〜2008年8月31日(日)まで
開館時間:11:00~20:00
会場:hpgrp Gallery Tokyo
住所:東京都渋谷区神宮前5-2-11 H.P. Deco 3F(地図はこちら

4 コメント

  1. RYOONO、最高。
    行っている事、言っている事、共に自分に正直で、
    それが作品ににじみ出ている。
    ファンであり、友達であり、その逆もあり。
    一生、よろしく。

    Posted by: YASS the Street Corner Hustler @ 8月25日2008年

  2. 「感動」改め「尊敬」

    自分も思っている事に素直に実行出来る彼はとても魅力的であり画期的。
    自分の信念にまっすぐな彼をずっと応援したい。

    Posted by: P-A-B @ 8月28日2008年

  3. süper site buyrun

    Posted by: goruntulu sohbet @ 7月25日2011年

  4. RYOONO:菜園に育つ緑の優しさ good post1388

    Posted by: air multiplier @ 4月21日2012年

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