
PingMagでは、すでに前菜として、先月ミラノで行われたトウキョウ・デザイン・プレミオより、素晴らしいデザインを皆さんにお届けした。でも、もちろん、皆さんからメインディッシュを隠すなんて事はしません!本日は、400のショールームをもつ世界一大きなデザインのイベント、サローネ・インターナツナレ・デル・モビエルの一部であるプレミオの(ほぼ)完全な概略をご覧頂こう。抜け目のない日本のデザインの数々に、視覚的刺激を受ける準備はできている?
作:ジャクリーン・フェルバー&ベレーナ
訳:アラオ・ヒナコ

トウキョウ・デザイン・プレミオの入り口
元々、産業と居住の地域だったが、現在はデザインのホット・スポットとして知られる街、トルトーナの南部に現れたトウキョウ・デザイン・プレミオのパビリオンでは、17のブランド、48組のデザイナーとグラフィック・アーティスト、そして優美な最高級のインテリアで、日本のライフ・スタイルをお祝いした。このセレブレーションは、活気溢れる日本酒バーにまで及び、そのすぐ横には森ビルによる最新技術を用いた100分の1の東京の模型も置かれていた。
トウキョウ・ラブ
「トウキョウ・ラブ」は、今回のトウキョウ・デザイン・プレミオにおける全体のテーマ。そこでは、いくつものクリエイティブな分野が、7つの大きなセクションに分けられていた。
1. プレビュー、プレビュー!会社の展示会

富士通の新しい「Fab PC」…

…表面は布地になっている、折り曲げ可能なEペーパーで出来ている。© 富士通

富士通による「メディア・ディーラー」は、いくつものディスプレーで構成されている携帯電話。© 富士通
技術面で言えば、富士通はもうすぐヨーロッパ市場に出回る予定の、最新の製品を出展した。その中でも興味をそそる外観を持つのは、新しい「Eペーパー」技術。その柔らかな布地のスクリーンを持つ富士通の「Fab PC」は、スタイリッシュなノート型パソコンのようでもあるが、外見のクリエイティブな使い方だけでなく、実際に折り曲げることも自由自在。
この技術を備えたもう一つの新作は「メディア・ディーラー」という交換可能なディスプレーが着いた携帯付属品。残念ながら詳細をこれ以上詳しく見ることはできなかったけれど、どうやら別々に画像や映像を見ることができるらしい。

宇宙空間デザイン!
日本グッドデザイン賞の前受賞者、大阪に本拠地を置くIdeacoは、「無駄のなさ」を哲学とし、美しく形作られた装飾品のコレクションを展示した。ミニマルで、シンプルで、そして遊び心があり、時にかなりカラフルな作品は、「デザインはできるだけ自然に近くあるべきだ。なぜなら自然には無駄のなさが存在し、そこでは全ての構成要素が協調し合い、生きていくためにお互いを必要としているから。」という彼らのデザインと伝達していると言えるだろう。彼らこそ、日本の真のピッピーに違いない。

ヒッピーデザイン!Idecoのコレクションより。

花柄の「動物銀行」貯金箱。© Ideaco
2. デザイナーたちの繁殖地!
このエリアは、トウキョウ・デザイン・プレミオの中でも圧倒的に多様性がある独特なセクションだった。例えばモナッカの木製アイテムの数々は、もし全てのものがこんな風に心地のいい木製の表面を持っていたら、どんな世界になるだろう?と想像しようとしている。

木製のハンドバッグ!シマムラ・タクミによるモナッカのコレクション。

モナッカの木製チェアー・コレクションを上から見た様子。© Monacca

モナッカの木製ノート型パソコン。スタイリッシュ!

モナッカの座椅子のクロースアップ。© Monacca
3. トウキョウ・クリエイティブ・プロダクト(リビングルームに詰め込みたいもの)
このセクションでは、次に何が市場に出回るかをこっそり覗き見ることができた。白という色の美しさを照らし出すイン・デザインの「光の輪」、もしくはトシヒ・トオクラによる「ナオミ・チェアー」と「トウキョウ・ガールズ・タンス」のように、多くの展示品は次に街で噂になる(…かもしれない)有望な作品に見えた。

Sunninの「トーキョー・ドレッサー」が空いた状態では、PCテーブル、デスク、チェストに早変わり。© Sunnin


…そして、使用例。© Shibuya Design Studio

この脚!「ジェミニ」ストール。© Plastic Minustic
タケナカ・コウジと、イシイ・タカヒデによるプラスティック・ミナスティックの「ジェミニ」ストールは、遊び心満載!!だけど、もしモデルがいなかったら、それほど面白くは見えないかもしれない…。
4.トウキョウ・ルーム(小さくても素晴らしい世界)


ミラノ、トウキョウ・デザイン・プレミオへのちょっとした見学旅行を、皆さんが楽しんでくれたことを祈っています!そして…そう、これからもまだまだあるんです…。
コメントを入れちゃう!
ウェブマガジン「PingMag」及び、姉妹サイト「PingMag MAKE」は、2008年12月31日をもって休刊いたしました。これまで応援して下さった世界中の皆様、またご協力頂いた皆様に、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。
PingMagの姉妹版、日本のモノづくり情報を世界に発信中!
PingMagから大切なお知らせ
2008年12月31日
板谷龍一郎:色鮮やかでユーモア溢れる世界
2008年12月29日
マギボン:YouTube発のネットアイドル
2008年12月26日
ベネデッタ・ボッロメティ:たくさんの元気をくれる不思議な絵
2008年12月24日
中銀カプセルタワービル:未来の建築
2008年12月22日
花村えい子:キュートでポップな60年代の少女マンガ
2008年12月19日
日本のハイテクトイレ事情
2008年12月17日
アミューズメント:アートやファッションと融合するゲーム文化
2008年12月15日
HIROCOLEDGE:現代に溶け込む新たな伝統
2008年12月12日
瀬戸正人:ビンラン売りの甘い誘惑
2008年12月10日












