Visualux:VJのためのネットワーク・スペース

2007年5月9日 カテゴリー: イベント/展示会, 映像, 音楽

Visualux:VJのためのネットワーク・スペース

5月1日(火)に六本木のスーパーデラックスで行われたVJとビジュアル・アーティストのためのイベント「Visualux」より。

先週火曜に六本木で行われた「Visualux(ビジュアラックス)」は、VJレーベルのライトリズム・ビジュアルズとVJ総合情報サイトのグローバル・オーディオ・ビジュアル・ジャパン(GAVJ)のオーガナイズによる、VJアーティストや企業の人々がコミュニケーションできる隔月イベント。第1回目となる今回は、先頃、VJ本「‘vE-”jA:Art + Technology of Live Audio/Video」を創刊したばかりのLAのVJ Cultureをスペシャルゲストに招いて、日本と海外のVJシーンのさらなる活性化を図った。

作:チエミ

「Visualux」で行われたライブ・パフォーマンスの様子。

今回のイベントのオーガナイザーであるライトリズム・ビジュアルズは、2002年にベン・シェッピーとジョン・シュヴァルクによってサンフランシスコで設立されたインディペンデント・ビジュアル・レーベル。VJやビジュアル・アーティストのプロモーションや、作品のディストリビューションなどを行い、既存のイベントにおけるビジュアル作品のクオリティを上げる為に活動している。では、今回のイベントの開催にはどんな目的があるのだろう。ライトリズム・ビジュアルズのベン・シェッピーはこう語る。

「Visualuxには2つの目的があります。ひとつは、人々とクラブ・ビジュアルとが互いに伝達しあえるラウンジ・スペースを作ること。そしてもうひとつは、クリエイターのための社交の場を作ること。最近では、多くの人々がクラブでビジュアルを担当しているアーティスト達の存在に気づいています。しかし、観客となる人々は、それがどのように行われているかを実際に目にする機会が非常に少ない。僕達は、それをもっと世の中の人々に見てもらうことによって、クラブ・ビジュアルに新たな価値を見出してもらえるのではないかと思ったのです。」(ベン・シェッピー)

「Visualux」の様子。第一回目の開催にも関わらず、およそ130人もの人々が足を運んだ。

同じく「Visualux」より。来乗客の殆どが、ビジュアルを見ながら知人と情報交換を行う。

Visualuxでは、毎回国内外から様々なゲストを迎えてパフォーマンスを披露する。今回登場したのは、日本のShinji MurakoshiとLAを拠点に活動するVJ Culture。VJ Cultureのグラント・デイビスは、昨年PingMagでも紹介したD-FUSE監修の「VJ:Audio-Visual art + VJ Culture」とほぼ同時期に作られたVJ本「‘vE-”jA:Art + Technology of Live Audio/Video」の紹介も兼ねて、プレゼンテーションとライブ・パフォーマンスを行った。

MCとして登場したCoppeに紹介されるVJ Cultureことグラント・デイビス。彼が手にしているのは、VJ本の「’vE-”jA:Art + Technology of Live Audio/Video」。

VJ Cultureのパフォーマンスより。BECKのツアーでも映像を担当していたVJ Cultureは、昨年のトリノ・オリンピック開催期間中、マグネティック・ポエッツとも連日パフォーマンスを行っていたそう。

世界中から40組以上ものVJやビジュアルアーティスト達を集めて作られたというVJ本を手にするグラント・デイビス氏は、アメリカのVJシーンについてこう語る。

「アメリカのVJシーンは、競争率の激しい欧州に比べるとアーティスト同士が密接に繋がっていると言えます。機材を貸し合ったり、ショーで助け合ったり、共同体としての活動がベースになっています。また、欧州や日本ではイベントのフライヤーにVJの名前を掲載しますが、サンフランシスコ以外のアメリカの都市ではフライヤーに名前を載せるためには相当な努力が必要です。ですが、だからと言ってVJという職業がアメリカでは認められていないという訳ではなく、国内ではおそらく20組ぐらいはVJとして生計を立てているアーティストがいるでしょう。スタイルとしては、サンフランシスコはサイケデリックで、NYは実験的でダーティーな感じですね。」

フラリと立ち寄ったお客さんの中には、日本で有数のビジュアル・アーティストの姿も…。

年内にはあと4回の開催が予定されている「Visualux」。彼らがこのイベントの役割として考えていること、また今後の予定は何だろう。

「VJテクノロジーの90%は日本で生産されているというのに、世界の他の国で日本のアーティストを見る機会は非常に少ないのが現状です。ですから、今後もローカルなアーティストと海外のアーティストのパフォーマンスを同時に行い、彼らの間の架け橋となりたいと思っています。また、今後のゲストにはScott PaganoサーヤミーアディクティブTVザ・ライト・サージョンズフラッパー3MMM、CHa2、VJリールなどの出演も予定しています。」(ベン・シェッピー)

Vantenによるインタラクティブ・プロジェクション・システム「WonderVision」を使って床に映し出された映像。その美しさに思わず立ち止まって眺める人々。

次回「Visualux」は、6月4日(月)。ゲストには、ロンドンをベースに活動するVJ Anyone、そして日本のUNUが登場!VJ関連の情報交換の場、そしてアーティスト同士のコミュニケーションの場として、ぜひ皆さんもこのイベントを活用してみてください!

2 コメント

  1. わくわくするアイデアですね
    パーツを組みかえて、オリジナルデザインがつくれたらもっとワクワクできるな~

    Posted by: 山本 @ 3月22日2011年

  2. Visualux:VJのためのネットワーク・スペース good post1166

    Posted by: air multiplier @ 4月21日2012年

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