
先日行われたPingMagポッドキャストの第5弾「PingMagセミナー」は、今回から急遽、会場を六本木・スーパーデラックスに移し、一般公開されることとなった。ゲストはキャラクターのライセンス・ビジネスやグッズの企画など幅広い活動をするバタフライ・ストロークのアート・ディレクター、青木克憲(あおき・かつのり)さん。雨の中集まってくれたPingMag読者達に、今まで手がけてきた作品の数々、また紙で作られたキャラクター「カミロボ」の話などについて語ってくれた。
まず、青木さんが最初に紹介してくれたプロジェクトは、読売ジャイアンツのマークのデザイン。ジャイアンツだけに、与えられたテーマは「巨人」!野球の基本「走攻守」を象徴するアイテムを手にした巨人は、対照物を持つことで、大きさがより明確になっている。

このマークは、現在ナイターなどで使用されている

コカ・コーラのキャンペーン用キャラクター「copet」
続いて、昨年夏のコカ・コーラのキャンペーン用に開発したキャラクター。プレゼント・キャンペーンだったので、ここではキー・ビジュアルをデザインした。
青木さん:昔は来る仕事を全て引き受けていたんですが、3、4年前からどのような仕事に焦点を当てようか考え始めました。そこで、グッズを作って展開し、世の中に出して行く作業を常にやりたいと思っていたことに気づいたのです。そこから、少しずつ絵というよりは“キャラクター”に移行していきました。
次に青木さんが紹介してくれたのは、様々なキャラクターが一同に集うバタフライ・ストロークのウェブサイト。

まずは、東鳩のmobiシリーズ、日経ナビなど、頭に何かを乗せたキャラクターをデザインする作家・あべたみお氏との共同作業で生まれた「東京カニコ」から。この作品は、あべ氏のパンクなキャラクターシリーズ「ハットトリックス」から生まれたもの。広告用のキャラクターデザインを依頼されてから制作するという従来の受注生産スタイルではなく、先に作ったキャラクターのライセンスを登録してから、違うアプローチで外に出してゆくという新しいスタイルで生産されたそう。

バタフライ・ストロークの最新情報は、キャラクターの「カミロボ」の専属アナウンサーが紹介。

ちなみに「カミロボ」とは、京都に住む安居智博氏によって制作された紙で出来たロボットのキャラクター。しかし、紙のロボットと言っても、肘、膝、手首などの関節が備わっているので、まるで人間のように動かせることができる。そして、注目すべきは安居氏が過去20年にも渡って作り続けてきた200体ものカミロボが繰り広げる「カミロボ・プロレス」。

実は、このカミロボ・プロレスは、安居氏使ったオリジナルの“一人遊び”。しかし、この一人遊びが、いつしかバタフライ・ストロークの手によって、後楽園ホールの観客の前で披露するまでに…。今では、筋肉消しゴムやDVDの販売、そして展覧会までも行われるようになった。


ちなみに、カミロボの世界には人間と同じように、様々な裏のストーリーがある…。過去に活躍したカミロボのレスラーの中には、現役を引退し、飲み屋を営む者すらいるのだ。そして、その飲み屋がこちら。


さらに、この飲み屋はなんと映画「ALWAYS三丁目の夕日」の美術監督によって、人間が使えるサイズに作られ、今年の11月に期間限定でオープンするのだとか!
最後に紹介するのは、三井不動産のパークシティLaLa横浜のキャラクターにも起用され象のキャラクター「にじぞう」。にじぞうは、幸福な世界の象徴で、母であり子供でもある。にじぞうが織りなすファンタジックなストーリーは、人々の心を癒してくれる。

すでに素晴らしいお話を沢山聞かせてくれた青木さんだが、セミナーの最後にはなんと来場者全員にお土産までも準備してくださっていた!


青木さんの手がけたプロジェクトをもっと見たい方は、バタフライ・ストロークのウェブサイトを訪ねてみて下さいね。
という訳で、青木さん、本当にありがとうございました!
以上がセミナーの簡単な概要でしたが、青木さんのセミナーの音声を楽しみたい方は、ぜひポッドキャストをチェックしてみて下さいね。
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Posted by: PingMag - 東京発 「デザイン&ものづくり」 マガジン » Archive » サッカーボールデザインの世界 @ 6月13日2006年
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