青木克憲:広告の未来

2006年5月26日 カテゴリー: Podcast, イベント/展示会, 国内, 映像, 特集

青木克憲:広告の未来

先日行われたPingMagポッドキャストの第5弾「PingMagセミナー」は、今回から急遽、会場を六本木・スーパーデラックスに移し、一般公開されることとなった。ゲストはキャラクターのライセンス・ビジネスやグッズの企画など幅広い活動をするバタフライ・ストロークのアート・ディレクター、青木克憲(あおき・かつのり)さん。雨の中集まってくれたPingMag読者達に、今まで手がけてきた作品の数々、また紙で作られたキャラクター「カミロボ」の話などについて語ってくれた。

まず、青木さんが最初に紹介してくれたプロジェクトは、読売ジャイアンツのマークのデザイン。ジャイアンツだけに、与えられたテーマは「巨人」!野球の基本「走攻守」を象徴するアイテムを手にした巨人は、対照物を持つことで、大きさがより明確になっている。


このマークは、現在ナイターなどで使用されている

コカ・コーラのキャンペーン用キャラクター「copet」

続いて、昨年夏のコカ・コーラのキャンペーン用に開発したキャラクター。プレゼント・キャンペーンだったので、ここではキー・ビジュアルをデザインした。

青木さん:昔は来る仕事を全て引き受けていたんですが、3、4年前からどのような仕事に焦点を当てようか考え始めました。そこで、グッズを作って展開し、世の中に出して行く作業を常にやりたいと思っていたことに気づいたのです。そこから、少しずつ絵というよりは“キャラクター”に移行していきました。

次に青木さんが紹介してくれたのは、様々なキャラクターが一同に集うバタフライ・ストロークのウェブサイト

バタフライ・ストロークのウェブ・サイト。

まずは、東鳩のmobiシリーズ日経ナビなど、頭に何かを乗せたキャラクターをデザインする作家・あべたみお氏との共同作業で生まれた「東京カニコ」から。この作品は、あべ氏のパンクなキャラクターシリーズ「ハットトリックス」から生まれたもの。広告用のキャラクターデザインを依頼されてから制作するという従来の受注生産スタイルではなく、先に作ったキャラクターのライセンスを登録してから、違うアプローチで外に出してゆくという新しいスタイルで生産されたそう。

「東京カニコ」の全ストーリーは、バタフライ・ストロークのサイトより視聴可能。カニコは5話で完結してしまったが、次回からは「三匹のコギャル」がスタート。お楽しみに!

バタフライ・ストロークの最新情報は、キャラクターの「カミロボ」の専属アナウンサーが紹介。

ウェブサイトでは、キャラクターの「カミロボ」がバタフライ・ストロークのニュースを紹介する

ちなみに「カミロボ」とは、京都に住む安居智博氏によって制作された紙で出来たロボットのキャラクター。しかし、紙のロボットと言っても、肘、膝、手首などの関節が備わっているので、まるで人間のように動かせることができる。そして、注目すべきは安居氏が過去20年にも渡って作り続けてきた200体ものカミロボが繰り広げる「カミロボ・プロレス」。

以前に放送された「カミロボ」にまつわるテレビのニュース

実は、このカミロボ・プロレスは、安居氏使ったオリジナルの“一人遊び”。しかし、この一人遊びが、いつしかバタフライ・ストロークの手によって、後楽園ホールの観客の前で披露するまでに…。今では、筋肉消しゴムやDVDの販売、そして展覧会までも行われるようになった。

実際に観客の前で行われたカミロボ・プロレス。会場はもちろん後楽園ホール

カミロボ・プロレスは、もともと安居氏によるオリジナルの一人遊び

ちなみに、カミロボの世界には人間と同じように、様々な裏のストーリーがある…。過去に活躍したカミロボのレスラーの中には、現役を引退し、飲み屋を営む者すらいるのだ。そして、その飲み屋がこちら。

引退したカミロボのレスラーが経営する飲み屋には、若いレスラーが相談にやってくる

引退したカミロボのレスラーが経営する飲み屋

さらに、この飲み屋はなんと映画「ALWAYS三丁目の夕日」の美術監督によって、人間が使えるサイズに作られ、今年の11月に期間限定でオープンするのだとか!

最後に紹介するのは、三井不動産のパークシティLaLa横浜のキャラクターにも起用され象のキャラクター「にじぞう」。にじぞうは、幸福な世界の象徴で、母であり子供でもある。にじぞうが織りなすファンタジックなストーリーは、人々の心を癒してくれる。

にじぞう

すでに素晴らしいお話を沢山聞かせてくれた青木さんだが、セミナーの最後にはなんと来場者全員にお土産までも準備してくださっていた!

青木さんが来場者の為に用意してくれたお土産一式。カミロボのオフィシャル・ハンドブックやペーパーキット、そして筋肉消しゴム

こちらがいただいたカミロボのペーパーキットを組み立てたもの

青木さんの手がけたプロジェクトをもっと見たい方は、バタフライ・ストロークのウェブサイトを訪ねてみて下さいね。

という訳で、青木さん、本当にありがとうございました!

以上がセミナーの簡単な概要でしたが、青木さんのセミナーの音声を楽しみたい方は、ぜひポッドキャストをチェックしてみて下さいね。

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3 コメント

  1. [...] ワールドカップTシャツの興味深いコンセプトと言えば、日本のクリエイティブ・プロデューサー糸井重里事務所のものだ。去年、糸井氏は日本のデザイン現場の最高峰のデザイナー達(佐藤卓, 深澤直人, 青木克憲, 佐藤可士和等々)にTシャツのデザインを依頼した。読者の方々から見れば、「これ以上Tシャツなんていらないだろう」みたいな感じかもしれないが、色々な人達が一同に集ってワイワイやっただけに、企画はとにかくすごいことになって日本中のデザインメディアに伝播した。今年は、そのT1-ワールドカップ(この大会の名前)の案を更に拡大して、ステファン・サグマイスター、クライン・ダイサム・アーキテクツ、エリック・シュピーカーマン、オーデッド・エーザ、ハーマンズトラ, Kinga、ポールデザイン、Phunkstudio、ウスマン・ハックなどの様々な分野の国際的なデザイナーを招いてTシャツをデザインして貰った。素敵!こんなに不思議な組み合わせのTシャツが一同に会しているのは初めて。デザイナーがどこからこんなアイディアを得てくるのか聞いてみたくなっちゃう…。 [...]

    Posted by: PingMag - 東京発 「デザイン&ものづくり」 マガジン » Archive » サッカーボールデザインの世界 @ 6月13日2006年

  2. 嘘を突き通す売春婦。
    女に傷つけられたトラウマ少年。
    自由競争とはオスの淘汰である。

    Posted by: ウィーク @ 3月22日2011年

  3. Your place is valueble for me. Thanks!…

    Posted by: power washing lancaster @ 11月11日2011年

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