
「今回はDIESELの2006S/Sのコレクションテーマでもある「JAPAN」をテーマに、国内外から選りすぐった9人のアーティストによるグループショウ形式を開催」…。なるほど…DIESELが日本をテーマに展覧会…。という訳で早速タクシーに乗り込み、今日の展覧会をチェックしに行って来た。
作:ウレシカ
訳:チエミ
会場に向かう途中、このイベントの情報を少し調べて、私はそこに説明されているような掛け軸や色紙に描かれた美しい日本のイラストやタイポグラフィーを想像した。「POPだけど毒がある」「クールなのにキッチュ」「キュートでありながらシック」…。巨大なギャラリーで行われる、DIESEL社長レンゾ・ロッソの今回の野望とはいかなるものか…。
「ショップでディスプレイされている商品のデニムとともにエキゾチックな空間を演出します。」私がちゃんと読まなかった唯一の文章…。そう、私は気づくと代官山のど真ん中、服屋の前に立っていた!

うまいことショッピングに誘い込まれたものだわ…。と思ったものの、DIESELは確かに若手アーティストの支援をしていた。

じゃあ早速、多少ジーンズの陰にかくれがちな「日本の」作品を見てみよう。
以下が特に注目のみなさん。
1)
まずは、私のお気に入りのDENSEから。随分前に彼の記事を書いたけど、あの頃よりもさらに活躍してるみたい。オメデトウ!

Denseの掛け軸

Denseの掛け軸の詳細
彼の描き方ってすごくいい。文字の感じとキャラクターの両方に、荒削りで、震えるようなタッチがある。本当に大好き!

2)
全ての作品が日本にまつわるものだから、当然のようにまた桜がチラホラ…。

マッキー木村の桜の掛け軸

ユリコフ・カワヒロの桜の掛け軸

マッキー木村の桜の掛け軸

ユリコフ・カワヒロの桜の掛け軸
3)
「日本」を面白いタイポグラフィー(巨大な“に”)で表現したのは、阿部一秀。

阿部一秀による「日本」

阿部一秀による「日本」の詳細。ひらがなで書かれた「に」。
4)
線画で知られる黒田潔は、自分の作品についてこう語った。「古くからある文様とアニマル柄との組み合わせが新鮮に感じたので、色紙には富士山と日の丸を描きました。」

「掛け軸には日本を連想させる月を描きたかったので、気になっている骸骨とタコを一緒に描きました。自分なりに引っかかった日本のモチーフです。すんなりくる組み合わせよりは意外なもののほうが描いていて楽しいからです。展覧会会場で原画を観て、線画の美しさを感じてもらえたら嬉しいです。」

黒田潔による掛け軸

黒田潔による掛け軸の詳細。確かに美しい線画。
5)
そして最後に紹介するのが、とっておきのオススメ現代美術二等兵。美術界を皮肉ったような作風が特徴の籠谷シェーンと、アートというよりはむしろネタに近い作品を生み出すふじわらかつひとのアートユニット。

現代美術二等兵の「手羽先天使」

現代美術二等兵の「手羽先天使」
作品のジャンルはなんであれ、とにかく「おもしろくて楽しい」をテーマにしている彼らだけあって、本当に楽しませてもらいました!

現代美術二等兵の「バーチャル銭湯」

現代美術二等兵の「バーチャル銭湯」
まるで平面作品を邪魔するかのような彼らの3Dオブジェクトは、他の作品とはちょっと違う。

現代美術二等兵による土産の定番、木彫りの熊ならぬ銀彫りの熊?

現代美術二等兵による「コケシアレイ」
個人的には、彼らが一番「日本」をよく表現できていると思う。しかも、「よく分かんないけど、面白いでしょ!」というちょっとしたユーモアの感じがいい。

現代美術二等兵によるマンガキャラ風のお面

現代美術二等兵によるマンガキャラ風のお面
なにはともあれ、現代美術二等兵の作品は一見の価値あり!…という結果を考えると、やっぱりDIESELの人選は間違いなかったってことね!

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