
この間、オーストリアを旅行した友達がステキなお土産をくれた。ロタル・メッゲンドルファーの「Lustiges Automaten Theatre」という名前のこの本は、日本語だと「おもしろ仕掛け舞台」とでも訳すのかな。1890年代(!)の子供用絵本をリメイクしたもの。
何の仕掛けかって?これは「飛び出す絵本」じゃなくて「動く絵本」。つまり、全部のページに小さな取っ手が付いていて、それを引いたり押したりすることで絵を動かすことができる。100年以上も昔のものなのに、なんてハイテク!



取っ手を引いた時の動画は下のリンクから。
the dance master
the singer
the photographer
the dumb dog
the sunday hunter
the tailor
左のページには、右のページの絵を説明する詩が載っているけれど、これがすごく面白い。でも、一番面白いのはこの詩の韻の踏み方。いかにも昔っぽい単語や、ちょっとした出来事を、ものすごく真面目に書いてある。

それにしても、時代は変わったと思わない?だって、昔はこの本が子供用だったのに、今じゃすっかり大人用になってるんだから。
19世紀の終わり頃、印刷会社の J.F. Schreiber は、3Dや動く絵本で世界中に知られるようになった。これらの本は、現在でもエスリンガー・リプリンツ(エスリンガーはこれらの本の発祥地名なんだ)という復刻版で入手可能。

この種類の本で一番有名なのは、メッゲンドルファーの「インターナショナル・サーカス」。当時は、ニューヨークの5番街の本屋さんや、メトロポリタン・ミュージアム・オブ・アートでも販売されていたようだ。聞いたところによると、この「インターナショナル・サーカス」と「ザ・ドールズ・ハウス」「ア・デイ・イン・ザ・ズー」の3冊は、異常なほどの人気だったらしい。

「ザ・シンガー」

「ザ・サンデー・ハンター」

「ザ・テイラー」

「ザ・ダム・ドッグ」
「Lustiges Automaten Theatre」は、ある意味、メッゲンドルファーの実験みたいなもの。数えられないほどの“動き”を勉強することで、彼は紙上でこれらの動きを表現することに成功した。(もしここにこの本が2冊あったら、絶対に中身を分解して紹介するんだけど…)
この本の中の彼の最高傑作は、「ザ・ダンス・マスター」「ザ・フォトグラファー」「ザ・テイラー」だって言われてる。

1982年までは、ロンドンに「メッゲンドルファー・アーカイブ」が存在していたんだけど、その後大規模なオークションにかけられたせいで、そのコレクションは世界のあちこちに散らばってしまった。ちなみに、現在は南ドイツのミュージアムに保管されている。J.F.Schreiber publishers
今日はこの本を紹介できて、本当に良かった!
4 コメント
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[...] その中でも「動く絵本の最高傑作」と言われるのは、以前PingMagでも紹介した、ドイツの名匠ローター・メッゲンドルファーの絵本「Lustiges Automaten Theatre」。この絵本は、リメイク版も作られて、今でも多くの人々に感動と喜びを与え続けている。 「PAPER FOLDING for Pop-Up」は、ポップアップの作り方を紹介している。 鳥のくちばし まるで葉っぱのようだ 魚のしっぽ? [...]
Posted by: PingMag - 東京発 「デザイン&ものづくり」 マガジン » Archive » 心も弾むポップアップ絵本 @ 11月27日2006年
楽しい動画をありがとうございました。しかけ絵本は一体どんな構造になっているのかとっても不思議ですよね。分解したところを見せてくれるのを期待してます。
Posted by: なお @ 1月10日2008年
bu kalp sneı unuturmu
Posted by: goruntulu sohbet @ 7月22日2011年
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Posted by: christian louboutin @ 11月11日2011年