
デジャヴュかしら?って、いえいえ実を言うと、日本のタバコのパッケージデザインの記事は、去年一度PingMagで掲載した事がある。え、読んだ事がないって?そう。だって、あの記事は年末のドタバタの最中に急いで書かれたものだったから、「もっとちゃんと書けるはず!」って事になって、今日までお蔵入りしてたからね〜。
そんなわけで、「PingMagが選ぶ、日本のタバコパッケージ」新バージョンをお楽しみ下さい。
作者:ウレシカ
翻訳:キョウコ
タバコの購入に関する年齢制限や規則は国によって様々だ。フランスでは、タバコを入手する事が、時によってものすごく困難なのに対して、日本とドイツではとにかく簡単。だってどこにでも自動販売機があるんだから。(とはいえ、ドイツも日本には負けるけど。)

さて、ここでこの2種類の自販機を見て行こう!私が選んだのは、両国でもっとも一般的なタイプのもの。ドイツの自販機の場合は、一つの商品に対してすごく小さなボタンがあって…基本的にはただそれだけのシンプルなもの。左側の白いスペースには、販売業者のロゴマークのみがプリントされていて後は空白になっている。タバコの自動販売機業者の大手Tobaccolandが出している新しいマシーンの中には、セクシーな女性がタバコを手にしている姿が描かれているものもあり、道行く人をなんとか引きつけようとしている。でも、タバコのマーケティングに関しては、このくらいのレベルまでの宣伝しか許されていないのが現実だ。
タバコが「かっこいいもの」「セクシーなもの」として売られるべきじゃない、という主張はもっともだし、みんなもその理由は分かっていると思う。でも、この記事ではデザインについてのみ、見て行きたいと思う。というのも、今のところまだ日本では厳しい規制がかけられておらず、タバコに関する鮮やかなデザインがたくさん存在するからだ!
さて、自販機の話に戻ろう。日本の自販機の写真を見てもらえば分かると思うが、たくさんの商品がずらーっと並べられている以外にも、とにかくすべての空白を利用せんとばかりに、あらゆるスペースが広告のために使われている。その上、新しい商品が出ると、その商品をハイライトするため、パッケージのウィンドウ部分にもちょっとしたデコレーションが施されているのをよく目にする。

また多くの場合、それぞれの自販機には、大きなブランドがスポンサーについている様子で、Seven Starsとか、KoolとかMarlboroとか、大きなステッカーが張られていたりする。でも、いつも日本の自販機をみて驚かされることは、とにかくたくさんの種類の商品が一つのマシーンで売られている事だ。

日本製のタバコやアメリカ製の有名なタバコ以外でも、さまざまな選択肢が用意されている。
では、デザインはどうか?
ここで、ターゲットとなる客層別にいくつかのグループに分類してみた。
1.「大人の男」向けのタバコ:

2.「エレガントな女性」向け:

この写真は、新しくでた「DUO」の広告写真だけど、このタバコはパッケージを開くと、箱が二つに分かれている。そう!エレガントな女性の小さなバックには、タバコを入れるスペースなんてあんまりないもんね(これは、多くの女性に当てはまる事だとおもうワ;-)

3.「女の子」向け:
このディテールをみて!小さなキラキラたち。ちょっとした宝石みたい。キュート!


4.「クールな若者」向け:
このパッケージはなんていうかすごい。最初、KOOLの新しいデザインが出たんだと思った。でも良く見てみると、もともとのパッケージの外側を新しいパッケージで包んでいただけなのだ。ワーオ。なんでまたこんな事を??


お気づきの人もいるかもしれないが、KOOLもメンソールのタバコだ。時々思う。なぜ日本には、こんなにたくさんのメンソール・タバコがあるんだろう?正直なところ、解せない。でも、日本では一般的にフレーバー付きのタバコはとても人気があるようだ。例えばピーチの香り付きのpeche(上の写真参照)とか、Casterのほのかなバニラの香りとか。(このCasterの新しいデザイン、すごく好き!)

もうひとつ、香りのタバコをみつけた。”中南海ワン” 。まるで健康食品かと見間違うかのような宣伝文句を見て欲しい。このタバコを吸って「のどスッキリ!」しよう。

タバコのグッドデザインを決めるとしたら、佐藤直樹氏が、タバコのパッケージに革命を起こしたこの商品を見逃すわけにはいかないだろう。「アルファベット・エイチ/アール/シー・サイド・スライドボックス」のシリーズでは、Hはヘビーで赤色、Rはレギュラーで白、Cはクールミントで緑、という風に3つの定番レベルが分かりやすく色分けされている。他のブランドの商品が、どんなにかっこいいロゴとタイポグラフィーを使っていたとしても、このパッケージの独自性にはかなわないと思う。

その上、彼はいままでのフリップトップの代わりに「サイドスライド」方式を採用して、パッケージの開け方に新しい方法を導入したのだ。すごくスタイリッシュ!

ところで、近所のたばこ屋さんに行って「日本の代表的なタバコといったらどれですか?」と聞いたら、彼らは迷わず「Hope」と「Peace」を指差した。

この昔気質の日本のブランドは、とても短くてとてもヘビーなのだ。

昔から変わらないデザインも頑固な親父って感じで、「ヘビーさ」にぴったりだと思う。とても素敵!
ただ、このPeaceとHopeをならべてみると…なんだか、片方がもう一方を撃ち落としたみたいに見えて、ちょっと複雑な気分になったりして…
昔気質のタバコのパッケージは、よくみると細かなところまで手が込んでいる。Peaceの「cigarettes」という手描き風の文字も味があっていいし、hi-liteの星もそうだ。


日本語が書かれたパッケージがあるか興味津々だった私が、店の主人に「じゃあ漢字が書いてあるパッケージはありませんか?」と続けて聞くと、「いや〜、みんなそんなの求めてないからね!」という答えが返ってきた。

さくら
でも、まったくない訳でもないらしい事がわかった。というのもキョウコが地域限定のタバコを特集したサイトを発見したんだけど、その内のいくつかは、漢字とひらがなを使っているではないか!特にJTの「さくら」は、洗練された伝統的な日本のスタイルを取り入れている。筆でかかれた文字に、ミニマルなバックグラウンド、パッケージの紙も和紙を思い出させるようなデザイン。鹿児島、宮崎限定という事で東京ではお目にかかれないけど、和風もいいな。
日本では、食事中に目の前の人がタバコを吸いながら身振り手振りで話す、なんていう状況によく出くわす。(といっても彼らに悪気はないのだ。)しかし、このような習慣はだんだんとなくなりつつある。現在では、東京の至る所で「喫煙エリア」を目にするようになった。私の一番のお気に入りの喫煙スポットは、六本木ヒルズにあるガラスとスチールでできたBOXだ。オシャレな街の雰囲気に合うように喫煙スポットまでしゃれた作りになっているところが何ともいえない。この場所で笑っちゃうことは、まずは利用時間(8時から18時!)。それと、大きな灰皿がいくつも狭い間隔で配置されているところだ。灰皿が多すぎて、真ん中の灰皿誰も使わないんじゃないかなぁ…。


最近は、喫煙マナーもうるさく言われるようになってきた。そのマナーの中で、とてもすばらしい事ではあるけれど、ヨーロッパ人としてなかなか理解できない事がある。それは、ゴミを道に残さないように、多くのスモーカーは携帯用灰皿を持ち歩いている事だ。耐火性のポーチスタイルのものや、H・R・Cのブランドのスタイリッシュな携帯灰皿も出回っている。

だれが、そのオシャレな携帯灰皿を使うのかって?もちろん、デザイナーが!
3 コメント
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すいたいわ…
Posted by: Pi @ 10月2日2007年
Toller Waren. Sicher nicht verkehrt, einander inklusive dieser Thematik intensiver auseinander zusetzen. Ich konnte bestimmt die nächsten Beitraege in dem Auge behalten.
Posted by: Santos Klintworth @ 11月17日2011年
日本のタバコパッケージ good post948
Posted by: air multiplier @ 4月21日2012年