
イラストレーターの高橋信雅さんは、さまざまなスタイルで私たちを楽しませてくれる。伊勢丹へ提供した抽象的なペインティングなどの「お仕事」作品や、大好きなアーティスト、エゴン・シーレ(Egon Schiele)、イギリス人妖精画家のアーサー・ラッカム(Arthur Rackham)など、彼が敬愛するアーティストに捧げたイラストシリーズなど、どれも素敵な作品ばかり。

伊勢丹へ提供したイラストレーション

「アーサー・ラッカム」シリーズの一部

彼の最新のプロジェクト「Japanese Graffiti」で、彼は漫画の祖と言われる絵巻物への敬意を表現したかったと言う。「今日本のストリートで何が起こっているかを見ていると、なんだかストリートアートと絵巻物の絵につながりを感じるんだ。だからこの展示会では、この2つのドローイングを融合させて、両方へ敬意を払いたかったんだ。」彼の作品を見ようと訪れた中目黒のギャラリー『SPACE FORCE』 で、高橋さんは私に話してくれた。

この展示会は1月17日に始まったが、この大きな壁すべてを彼の絵で埋め尽くす事が、展示会のゴールなのだ。なんて大変な作業なんだろう!私が彼に「展示会が終わったらどうなるの?」と聞くと、彼は笑って「壁がまた白く塗られるんだよ。でも、全然問題ないよ!毎日ここで絵を描いて、このプロジェクトがどんどん成長していく事が楽しいからね。」

本当に細部にわたって、細かく絵が描かれていて、本当に長時間眺めていても飽きる事がない。なんてたくさんのアイデア!

高橋さんは、彼の作品を見に訪れた人々からリクエストを受け付けていて、お客さんはテープの切れ端に「描いて欲しいもの」を喜んで書き込んでいた。

「give me idea] テープ

テープに書き込まれた「描いて欲しいもの」リスト。テープが終わっちゃった!

そこで彼は、ちょっと考えてからテープを手に取ると壁に貼付ける。そう、このコラージュのどこに新しいアイデアを描きこんでいくかを決めるのだ。こんな風に、壁の絵は見ている間も成長を続けていた。
私は彼に難しいリクエストをした。私の名前「ウレシカ」を日本語で解釈して書いて欲しいとお願いしたのだ。彼は、お香のつぼから出てくる煙の人間が、ハートを振りまいているイメージを描いてくれた。(嬉香だ!)わぁ、ありがとう!

絵になったウレシカ

彼に、お花の絵を描いてもらっているお客さん
どうやら、彼はどんなリクエスト/アイデアに対しても、それを絵にする力があるみたいだ。だって、これ見て!ハート形のラップトップコンピュータの上で、フラダンスを踊る女の子たちだって。いったいどんなリクエストだったか興味がわくな。

そして、こんどはこのソケット!!

この絵の中には、ゲストアーティストによって描かれた絵もあると言う事だったが、それらはうまく吸収され、彼の絵の一部になっていた。

ゲストアーティストによる絵。宇宙人のくさり

ゲストアーティスよる絵。「Super-Lobo」
中でも私が一番気に入ったのは、子どもの落書きのような絵!これは、アーティストのお子さんの手によるものらしかったのだが、絵の一部として、素敵に吸収されてる!!

この展示会は、私が今までに訪れたどの展示会よりも、ポジティブなエネルギーに満ちていた!!
とにかく、すっごくおすすめです。もしチャンスがあったら、ぜひ見に行ってみてね!2月18日が最終日で、この日は完成披露パーティがあるそうです。もっと詳しい情報は Tokyo Art Beatでチェックしてね。
高橋さん、 ずっと描き続けてくださいね!

作者:ウレシカ
注:後日高橋さんから、完成した作品の写真が届きました!イベントスペースの様子はコチラ 、そして壁一面の様子はコチラで見る事が出来ます。会期中には1000人近い来場者があり、絵のアイデアを残していったそうです。今回の個展の経過は、現在DVDにまとめられているとの事。初日から、完成までのドキュメンタリー、今から楽しみですね。
4 コメント
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Posted by: PingMag - 東京発 「デザイン&ものづくり」 マガジン » Archive » イラスト・シリーズ#5: 高橋信雅 @ 1月7日2007年
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Posted by: power washing lancaster @ 11月11日2011年
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Posted by: Evan Maclaughlin @ 11月12日2011年
高橋信雅「Japanese Graffiti」 good post946
Posted by: air multiplier @ 4月21日2012年