高橋信雅「Japanese Graffiti」

2006年2月8日 カテゴリー: Top Page 10, イベント/展示会, イラストレーション, グラフィック, 国内, 特集

高橋信雅「Japanese Graffiti」

大きな大きな白い壁の前で、絵を書き続ける高橋信雅さん

イラストレーターの高橋信雅さんは、さまざまなスタイルで私たちを楽しませてくれる。伊勢丹へ提供した抽象的なペインティングなどの「お仕事」作品や、大好きなアーティスト、エゴン・シーレ(Egon Schiele)、イギリス人妖精画家のアーサー・ラッカム(Arthur Rackham)など、彼が敬愛するアーティストに捧げたイラストシリーズなど、どれも素敵な作品ばかり。


伊勢丹へ提供したイラストレーション

「アーサー・ラッカム」シリーズの一部

「エゴン・シーレ」シリーズのイラスト

彼の最新のプロジェクト「Japanese Graffiti」で、彼は漫画の祖と言われる絵巻物への敬意を表現したかったと言う。「今日本のストリートで何が起こっているかを見ていると、なんだかストリートアートと絵巻物の絵につながりを感じるんだ。だからこの展示会では、この2つのドローイングを融合させて、両方へ敬意を払いたかったんだ。」彼の作品を見ようと訪れた中目黒のギャラリー『SPACE FORCE』 で、高橋さんは私に話してくれた。

ずーっと絵を書き続ける高橋さん

この展示会は1月17日に始まったが、この大きな壁すべてを彼の絵で埋め尽くす事が、展示会のゴールなのだ。なんて大変な作業なんだろう!私が彼に「展示会が終わったらどうなるの?」と聞くと、彼は笑って「壁がまた白く塗られるんだよ。でも、全然問題ないよ!毎日ここで絵を描いて、このプロジェクトがどんどん成長していく事が楽しいからね。」

これは、芸者と…そのお客か?

本当に細部にわたって、細かく絵が描かれていて、本当に長時間眺めていても飽きる事がない。なんてたくさんのアイデア!

Shigeの車とBettyのタワー

高橋さんは、彼の作品を見に訪れた人々からリクエストを受け付けていて、お客さんはテープの切れ端に「描いて欲しいもの」を喜んで書き込んでいた。


「give me idea] テープ

テープに書き込まれた「描いて欲しいもの」リスト。テープが終わっちゃった!

英語でも「リクエストはない?」

そこで彼は、ちょっと考えてからテープを手に取ると壁に貼付ける。そう、このコラージュのどこに新しいアイデアを描きこんでいくかを決めるのだ。こんな風に、壁の絵は見ている間も成長を続けていた。

私は彼に難しいリクエストをした。私の名前「ウレシカ」を日本語で解釈して書いて欲しいとお願いしたのだ。彼は、お香のつぼから出てくる煙の人間が、ハートを振りまいているイメージを描いてくれた。(嬉香だ!)わぁ、ありがとう!


絵になったウレシカ

彼に、お花の絵を描いてもらっているお客さん

どうやら、彼はどんなリクエスト/アイデアに対しても、それを絵にする力があるみたいだ。だって、これ見て!ハート形のラップトップコンピュータの上で、フラダンスを踊る女の子たちだって。いったいどんなリクエストだったか興味がわくな。

ハート形のラップトップの上で、フラダンスを踊る女の子たち

そして、こんどはこのソケット!!

ソケット

この絵の中には、ゲストアーティストによって描かれた絵もあると言う事だったが、それらはうまく吸収され、彼の絵の一部になっていた。


ゲストアーティストによる絵。宇宙人のくさり

ゲストアーティスよる絵。「Super-Lobo」

中でも私が一番気に入ったのは、子どもの落書きのような絵!これは、アーティストのお子さんの手によるものらしかったのだが、絵の一部として、素敵に吸収されてる!!

ゲストアーティストのお子さんによる落書きっぽい絵

この展示会は、私が今までに訪れたどの展示会よりも、ポジティブなエネルギーに満ちていた!!
とにかく、すっごくおすすめです。もしチャンスがあったら、ぜひ見に行ってみてね!2月18日が最終日で、この日は完成披露パーティがあるそうです。もっと詳しい情報は Tokyo Art Beatでチェックしてね。

高橋さん、 ずっと描き続けてくださいね!

ずーっと描き続ける高橋さん

作者:ウレシカ

注:後日高橋さんから、完成した作品の写真が届きました!イベントスペースの様子はコチラ 、そして壁一面の様子はコチラで見る事が出来ます。会期中には1000人近い来場者があり、絵のアイデアを残していったそうです。今回の個展の経過は、現在DVDにまとめられているとの事。初日から、完成までのドキュメンタリー、今から楽しみですね。

4 コメント

  1. [...] 親愛なるPingMag読者の皆様、明けましておめでとうございます!!昨夜は、除夜の鐘の音と共に、108つの煩悩を消し去ることができましたか?それとも、今年もまた、煩悩だらけの新年を迎えられたのでしょうか…それはさておき、イラスト・シリーズ第5回、そして2007年のPingMag第一弾は、この方からスタートです!高橋信雅さん!2006年2月8日の初登場以来、私達の大好きなアーティストの一人である信雅さんは、日本人らしい細かなイラストを幾つも幾つも描き、今まで何もなかった真っ白な一枚の紙の上に、全く新しい世界を作り上げる、そんな素敵なイラストレーターです。 [...]

    Posted by: PingMag - 東京発 「デザイン&ものづくり」 マガジン » Archive » イラスト・シリーズ#5: 高橋信雅 @ 1月7日2007年

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    Posted by: power washing lancaster @ 11月11日2011年

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    Posted by: Evan Maclaughlin @ 11月12日2011年

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    Posted by: air multiplier @ 4月21日2012年

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