能+ノイズ=能イズ

2005年11月17日 カテゴリー: イベント/展示会, 国内, 音楽

11/12日土曜日、高円寺の「円盤」にて行われた「ウィリ山ウンテン vol.3 能+ノイズ=能イズ 」に行って参りました。

声だけで多彩な音の表現を追求する「ノイズ合唱団」率いる、徳久ウィリアム幸太郎さんと、メガロシアターを主催している今井尋也さんが中心となって試みられた、古典芸能である「能」と、現代的「ノイズ」との興味深いコラボレーション(=能イズ)は、在原業平と昔契った井筒の女が、業平との在りし日の交情を物語る謡曲「井筒」をベースに「東京と水」をテーマに新たにスクラッチされたもので、古典芸能にカジュアルに触れる事のできる非常に刺激的な体験となりました。

高円寺駅のガード沿いにある小料理屋の脇の階段をあがって2階に行き「円盤」の扉を開けると、あまり広くなくてちょっと雑然していて、だけど独特で落ち着いた雰囲気のある空間がそこにはあり、妙な期待感がふくらみました。開始15分前くらい前。すでにひとが結構います。

ウィリアムさん率いるノイズ合唱団のメンバーの方々が登場すると、おもむろにそれぞれが「水」に関する文章を読み始めて、コラージュのように声を重ねていきます。これだけでも結構インパクトがありました。今井さんが小さな鐘を鳴らすと、桜井真樹子さん演ずる井筒の女が登場し、業平を想って男衣装を纏い姿を見ようと井戸(に見立てた金属ボウル)を覗くと、1900年代の東京にトランスしてしまい、大戦時の爆撃音などの色々なノイズ、音をノイズ合唱団がインプロヴィゼーションのハッシュノイズで激しく表現するという内容のパフォーマンスで、所々、話の筋を英語で解説しているあたりが今っぽい感じの演出に成功しているように思われました。

あっという間のライブでしたが、今までにない(少なくとも自分的には)「能」と「ノイズ」という水と油のような二つの要素を組み合わせるという果敢な表現の挑戦を観て、何かしら自分でも表現したくなる衝動に駆られた1時間でした。

作者:中沢紳輔

パフォーマンスの画像がないので、作者である中沢さんの横顔をお楽しみ下さい。
パフォーマンスの画像がないので、作者である中沢さんの横顔をお楽しみ下さい。

2 コメント

  1. コメントを入れちゃう!

    Posted by: Swing lyrics @ 5月15日2011年

  2. コメントを入れちゃう!

    Posted by: Wallpapers @ 5月15日2011年

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