先週、やっと横浜トリエンナーレを訪れる事が出来た。会場に向かう途中に見かけた情報デザインの数々に好感をもったし、(実際、駅で、こんなに大きく宣伝された出口というのは今まで見た事がなかった)今回だけは、日本で何かを簡単に見つける事が出来たと言えるだろう。コンテナ車で出来たファンキーアーチなどの巨大なランドマークを見るにつけ、いかにこのイベントが、大きくとりただされて来たかを思い知らされた。というのも、すでに前に来た事があるような気がしたからだ・・・。
何百という紅白の小さい旗がはためいているトリエンナーレのポスターを見た人は多いと思う。そして実際に旗を目の前にして私が考えた事は、これってアート作品?それとも、よくビアホールなんかで見かける野外フェスっぽい演出?ひょっとして・・・訪れた人が無事会場入り口にたどり着くように励ますためのもの?・・・まったく、今どきの日本人をこれだけの長い距離歩かせるなんて、本当にいい度胸してるぜ!最近は、駅から最寄りのカフェなんて、徒歩一分だもん。個人的には、海風が気持ちよかったし、長い距離なんて全然気にならなかったけど、ようやく会場にたどり着いて入り口を見た時にはちょっと驚いた。だって、公式なエントランスが、倉庫の裏口だったから。
私が到着したのは、閉園の2、3時間前だったんだけど、ほとんど人が見当たらない事にびっくり。そんなわけで、ソイ・プロジェクト(SOI Project)の木のコンテナ(その中でライブパフォーマンスがあった)に、たくさんの人が集まっているのをみて、やっと人心地がついた。(彼らは、タイでは、アーティストという職業はまだあまり受け入れられていない事。そしてアーティストとして生活費を稼ぐことはとても難しい事を教えてくれた。だから、ミュージックイベントのような、コマーシャル・プロジェクトもやっているのだ。)
タイの日曜日の昼下がりのような心地いいロックミュージックが、あたたかい雰囲気を作り出していた。クッションのスカルプチャーに埋もれて夢見心地になること。これが、ソイ・プロジェクトの正しい楽しみ方だ。ナイス!!パフォーマンスを見ていてスゴイ!と思ったんだけど、文字通り、今まで経験した中で、一番穏やかな、平和なライブだった。アーティスト達の顔には、お釈迦様のようなスマイルが。穏やかで、あたたかで、人をなごませる力があって、まるで別世界だった。ゴメン、いい言葉が見つからないや。上手く言えないけど、本当にピースフルなイベントだった。もし、彼らのメッセージが「ピース(平和)」なら、彼らの「存在」自体が、メッセージを体現していたと言えると思う。彼らの顔を見ているだけで分かる。だって、ホンモノだからね。なんてパワフルなタイのアーティスト達!
他のソイ・プロジェクトの作品群は、「何かをより良いものに変化させよう」という狙いで作られていたが、例えば、シューティング・ゲーム(お祭りなんかでよく見かける射的ゲーム)で、もし的に命中したら、タイのコメディ番組が映し出される、といったものなどがあった。「戦争をやめて、かわりに笑おうよ」と、アーティストの一人が言っていた。
まるで、癒しを体験しに来たかのような今回のイベントだったけど、これからタイのアートシーンを見るのが楽しみになった。今後のソイ・プロジェクトの成功を願っています!
作者:ウレシカ
訳:キョウコ

元町中華街駅の出口

情報デザイン。案内図

巨大なコンテナ車のスカルプチャー

たくさんの「ようこそ」旗

こ、これが本当の公式エントランス???

ソイ・プロジェクトのメンバー達

タイアーティスト達の、初めてのインスタレーション

日本の影響が見られるが、自己流のタイアート作品

作業室。トリエンナーレの開催中は、ここで新しい作品を作り続ける

タイの雰囲気

シューティング・ゲーム・・・

・・が、タイのコメディのスイッチを入れる

ウィスット・ポンニミット(Wisut Ponnimit)の部屋。新進気鋭のアーティスト

パフォーマンスが行なわれるスカルプチャーの中を覗き見することができる

外から音楽を楽しむ人々

居心地の良い部屋。変な形のクッションでいっぱい

心地よさに溺れる

バンドの面々

タイ料理に関係ある?

・・・オッパイクッション
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Posted by: 下らん @ 11月28日2009年