PingMagが、昨夜行われた香港映画祭の開会式とオープニング作品上映会になぜか招待された。香港映画の大ファンの僕はとしては、「滅多にないチャンス!」と喜び勇んで行って来た。開会式が行われたのは光り輝く六本木ヒルズ森タワーの49階。これから10月30日までの約2週間、スピード感のある香港マフィア作品から、伝説的なカンフー映画、そしてラブストーリーにコメディまで、選び抜かれた香港映画の数々が次々に上映されるのだ!(今後の上映会は、池袋と後楽園で行われるらしい)
ところで開会式では、著名人によるテープカットがおこなれた。参加したのは、香港セレブや日本香港の外交関係の面々で、その中には、羽田孜元総理の姿も!香港からの来日ゲストを紹介すると、ずーっと素敵な笑顔を振りまいていたセシリア・チャン(Cecilia Cheung)。彼女は、今香港のメディアで一番ホットな女性で、最近の映画や、化粧品のCMで、彼女を見ない日はないと言ってもいいくらいだ。そして、映画「ゴッド・ギャンブラー(God of Gamblers)」(1989年)で一躍有名になった監督のウォン・ジン(Wong Jing)。そして新人アーティストのアイバン・トモヨシ・ワン(Ivan Wang)。彼は日本語と広東語のバイリンガルで、現在日本と香港の両方で発売予定のデビューアルバムを製作中との事。ヨン様出演で話題の「四月の雪」テーマソングの広東語バージョンも歌っているそうだ。とにかく、そんな豪華な面々を招いての開会式が終わると、会場の電気が消され、映画祭の第一作目の上映会が始まった。
ところで、香港の映画シーンというのはとてもユニークで、映画の大量生産で有名だが、「1日に500本」もの映画が作られるという。(・・もちろん、誇張してるんだけど。でも実際、一年で100本以上の映画が作られる年もあるらしい。考えてみて欲しい。香港という小さな地域だけで、だ。)とにかく、香港の映画業界というのは、とってもアクティブな世界なのだ。映画作品が大量にあるので、大ヒット映画の二番煎じや、ドル箱アイドルを起用したチープな映画も多いのだが、オリジナルで素晴らしい香港映画だってもちろん存在する。「恋する惑星(Chungking Express)」や「花様年華(In The Mood For Love)」を作った、映画界の異端児、ウォン・カーワァイ(Wong Kar Wai)監督や、「少林サッカー(Shaolin Soccer)」、「食神(The God Of Cookery)」の、笑いの天才、チャウ・シンチー(Stephen Chow)監督などは、マギー・チャン(Maggie Cheung)や、アンディ・ラウ(Andy Lau)などの多才なベテラン俳優陣とともに、香港映画業界が、世界に誇れる宝だろう。
ところで、個人的には、オープニング作品として開会式を飾るのに選ばれた作品には、納得がいかなかった。
ウォン・ジン監督の「ブラック・シティ(Colour of the Truth)」が、上映されたのだが、ありふれた、ギャング&警察映画は、香港映画の世界では、今までにとにかくたくさん製作されすぎているので、この映画も、主人公の名前と、役者を変えただけの、今までにも「見た事あるような・・」と思わせるストーリーでしかなかった。まあ、それなりに面白い映画ではあったが、アドレナリン大放出の手に汗握るローラーコースター・ムービー「インファナル・アフェア(Infernal Affairs)」(2002)と比べてみると、やはり低い点数をつけざるをえないかな、という気がした。(物語も、なんとなく似ていたし)
なぜ、オープニングという華やかな場に、この映画を選んだのか、その理由が僕にはよく分からなかったけど、今後上映される作品のリストを見てみると、さっき話にでた「インファナル・アフェア」をはじめ、ウォン・カーワァイの「2046」や、ブルース・リーの「ドラゴンへの道(Way of the Dragon)」など、期待出来そうな作品が目白押しだった。ぜひチェックしてみて欲しい。
映画祭のスケジュールはコチラで。
ウィイイ! 俺様の虎拳が、お前の蟹殺方を封じたぞ!
作者:ジョン
訳:キョウコ

開会式

質問に答えるセシリア・チャン(Cecilia Cheung)

開会のテープカット

日本香港友好議員連盟会長で、元総理羽田孜氏(右)

左から、アイバン・トモヨシ・ワン(Ivan Wang) と レオ・クー(Leo Koo)

セシリア・チャン(右)

「ああ、終わった。お酒でも飲みにいくぞ」
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