TNプローブ・サロン「AMOのアジア論」と題されたレム・コールハースの講演を聞きに行ってきました。
AMOとは一般的にいうと、元々脚本家や新聞記者というジャーナリズムを扱っていた経歴を持つ建築家レム・コールハースが、都市計画や建築計画を進めるにあたり、リサーチを主な目的として設立したシンクタンクのことです。(設計を担当している組織の名前はOMA)
僕がこのAMOに興味を持ちはじめたきっかけは、NYにいた頃買ったWIREDの特集で見た世界規模の様々なインフォーメーションデザイン(企業のロゴを規模に比例させて大きさを変え、世界地図に配置した物など)のビジュアルが印象的なことからでした。
以来、AMOとレム・コールハースに関してチェックしており、今回は本人の話を聞けるまたとない機会ということで行きました。 (近年の彼に関する本は図面や建築写真ばかりの建築本とは違い、上記のようなビジュアル要素を多く含みつつ、設計以外の様々な要素を多面的にとらえて書かれているので、建築に関係のない方でもおもしろく読めると思います。)
今回の講演は「AMOのアジア論」と題されていますが、内容はAMOの紹介が中心で、アジアに関しては後半、CCTV建築のときに行ったリサーチ結果から語られていました。(アジアばかりの話にならなかったので、全体的に興味深く話がきけてかえってよかったのかもしれません。) PRADAのショップデザイン、WIREDの編集、エルミタージュ美術館の改善、中国のテレビ局CCTV建築、EUのアイデンティティ戦略などのリサーチ結果が、豊富なビジュアルとともに紹介されました。
その中でAMOに関することを抜粋すると、 まずAMOを作った動機は、「民間企業のイニシアチブに従って仕事をするのはつらい。自分のやっていることをコントロールしたい。やりたいことを限定しない。」という野望を達成するためだそうです。
そして彼の中のAMOの意義としては、 - 市場経済の激しい変化による未来に対する不安定性に対し答えを見つける機関としてのAMO - 建築の長所ばかりでなく弱点を深く追っていくためのAMO
組織体制は常駐のスタッフが25人くらい。その他、エコノミスト、キュレーターなど様々な専門家をプロジェクトに合わせて取り込み、柔軟に組織を変化させているそうです。
今後はAMOで影響力を持ちたいということで、 C-Lab(コロンビア大学)と共同で「VOLUME」という雑誌を出していくとのことでした。(日本だとGAが取り扱っている)
感想として、レム・コールハースの実績と社会のとらえ方はもちろんのこと、レム・コールハース個人のやりたいことをするという野望といってるあたりの姿勢が強く印象に残ったのでした。
(左側の最後の画像はレムの語るビッグネスというコンセプトがかかれたオブジェです。TN Probeを運営するなど今回のような文化事業に力を入れている大林組の存在は偉大ですね。今後もTN Probeの企画、楽しみに待ってます!!)
作者:KNYM

AMO,OMAのロゴ(?)開始時間間際にいったので席は後ろの立ち見。よって写真がズームによる手ぶれの影響でぼけぼけですみません。

会場には学生など日本人だけでなくさまざまな人がいた

プレゼンで用いられた画像の数々のサムネイル。これだけの画像を直前までレムは並べ替えていたらしい。

レム・コールハース本人。

OMAとAMOの仕事の関係図

グラフィカルなインフォメーションデザインの数々

コラージュによるイメージつくりが印象的。(これはコラージュ画像ではないです。取り忘れてしまいました。)

ぱっと見、そのインフォメーションデザインの中の細かい情報は読みとれないが、これらと共に意味することを説明されると説得力は大きい

レムの語るビッグネスというコンセプトを一枚の大きな黒板にかいたものが入り口に飾ってあった。赤い人が人の大きさ
4 コメント
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knymくんから誘ってもらってたのに、行くの忘れた…。ごめん
Posted by: monte @ 9月11日2005年
建築学生も期待するweb2.0
まつり(選挙)盛り上がりましたねぇ。地縁血縁の牙城をがんがん崩していく爽快感は、…
Posted by: simon @ 9月12日2005年
>monte
建築が好きな知り合いが同じ業界ですくないので、今度またぜひ!
Posted by: KNYM @ 9月12日2005年
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Posted by: christian louboutin @ 11月10日2011年