森美術館の「秘すれば花」展に行ってきました。「秘すれば花なり、秘せずは花なるべからず」というのは、世阿弥の「風姿花伝」の中のよく知られた一節で、意外性が感動を呼ぶ、というような意味の言葉らしいです。
今回の展示品に「あっ」という驚きがあったかは別にして会場には終始しずかな、リラックスした空気が流れていました。
中でも人気があったのは、リン・シュウミンの「催眠No1」上下が逆さになった子供部屋で、天井の部分にねっころがり、 上からつきだした部屋を「のぞき込む」というもの。「死んだら、こんな風に下の世界をながめるのかなぁ」と臨死体験しているような気分にもなりました。
他に、お客さんが参加型の展示で面白かったものは、韓国人アーティスト、ハム・ジンの作品。真っ白いバスルームに、ちいさなちいさなオブジェが飾ってあって、お客さんは虫めがねでそれを探しだす、というもの。「小さな男の子と、昆虫のフィアンセの恋ものがたり」というアイディアから生まれたそのミニチュア作品群は写真を見てもらえばわかる通り、すごくかわいらしいのだけど、「小さな男と、コンチュウの…?」よく考えるとちょっと気持ち悪い世界です。独自の「メルヒェ〜ン」な世界観をもったジンの作品から今後も目がはなせません。
作者:ウレシカ
訳:キョウコ

リン・シュウミンの「催眠No1」インスタレーション, Photo: Kioku Keizo
Photo courtesy: Mori Art Museum

リン・シュウミンの「催眠No1」インスタレーション, Photo: Kioku Keizo
Photo courtesy: Mori Art Museum

ハム・ジンの「LOVE」インスタレーション, Photo: Kioku Keizo
Photo courtesy: Mori Art Museum

ハム・ジンの「LOVE」インスタレーション, Photo: Kioku Keizo
Photo courtesy: Mori Art Museum
2 コメント
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This is great post! Tnx for sharing.
Posted by: Swing lyrics @ 5月20日2011年
秘すれば花:東アジアの現代美術 good post857
Posted by: air multiplier @ 4月21日2012年